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スノキ(酢の木)の育て方

スノキ

スノキ(酢の木)はオオバスノキ(大葉酢の木)の変種です。本州(関東地方~中部地方南部)に分布し、山地の林縁や林内に生え、特に箱根地方に多い落葉低木で、よく分枝し、高さ1~2mになります。

わが家は根洗い盆栽で育てていますが、春の可憐な花、秋の紅葉がとてもきれいなので大切に育てていますが、形を作るのが難しい木です。

考えようによっては高さ1m内外で、あまり伸びないので、手入れが楽かもしれません。

上のスノキ(酢の木)は、自宅で2017年5月7日に撮影した花です。

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スノキ(酢の木)の特徴

スノキ

スノキ(酢の木) 2017年5月7日 撮影 栽培品

           
和名スノキ(酢の木)
和名コウメ
学名Vaccinium smallii var. glabrum
科名・属名ツツジ科 スノキ属
分布本州(関東地方~中部地方南部)
花期6~7月
特徴

山地の林縁や林内に生え、特に箱根地方に多い落葉低木で、よく分枝し、高さ1~2mになります。

若い枝は水平に伸びるのが特徴です樹皮は暗褐色、灰褐色になります。

本年枝は丸く、緑色または紅紫色、灰白色の曲がった枝の表側と裏側に帯状に生えます。

葉は倒卵形あるいは楕円形で先は尖り、長さ1~3.5cm、幅8~20㎜、ふち全体に内側に曲がる細かい鋸歯があります。

前年枝のに短い総状花序をだし緑白色または紅色を帯びた花を1~4個下向きにつけます。花冠は長さ5㎜の鐘形、浅く5裂し、裂片は少し反り返ります。

果実は液果、長さ7~9㎜の球形。始め緑色で7~8月に黒く熟します。

育て方

スノキもほかのツツジ科の植物と同じく、酸性土壌を好み、細い根が地表近くに張るので、水はけがよく、極端に乾きすぎない日なたから半日陰で育てます。

わが家は根洗い草物盆栽で育てていますが、成長はゆっくりなので伸びすぎた新葉を摘むくらいにしています。

根洗い草物盆栽は植え替えをしないので、硬質鹿沼土、日光砂、桐生砂などの混合用土で、ケト鉢に植えるように作っています。

植えつけ、植え替えは9月~12月、3月で、地植えは日なたから半日陰くらいの所に、根鉢の2倍の深さと幅を掘り、鹿沼土かピートモスや軽石を混ぜて水持ち良く水はけよく植えます。根が細いのであまり深植えないようにします。

肥料は花後の6月と1月に寒肥として緩効性の化成肥料や固形の油かすを施します。

剪定は落葉期の12月~2月の新芽が動き出す前に行い、込み入った中枝や、内に向いた枝、枯れ枝などを間引く程度で十分です。実を収穫する場合は、強剪定はあまりしないようです。

スノキ(酢の木)まとめ

スノキ(酢の木)とキヨスミコンギクの草物盆栽 2017年10月23日 撮影 栽培品

ツツジ科の植物なので鉢植えは、酸性用土の硬質鹿沼土、日光砂、桐生砂などの混合用土を好みで混ぜて植えこみます。

早春と花後に緩効性の化成肥料や固形の油かすを施します。

成長が遅いので伸びすぎた枝をつめるくらいで、深い剪定はしていません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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