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ツバキ(椿)の品種(玉之浦、曙、太郎庵、侘助他)と育て方

ツバキ

ツバキ(椿)は、日本、中国、東南アジアに分布する、ツバキ科 ツバキ属で花径5~10cm、高さ10~15mになる常緑中高木で、原種は100種ほどあります。

原種も多いようですが、園芸品種も沢山作出されていて、庭木としてよく植えられています。

花後に剪定すれば小さく育てることが出来、花の少ない秋から春先にかけて、華麗な花が咲くことから我が家にも数種類植えています。

上のツバキ(椿)は、自宅で2015年11月15日に撮影した西王母(せいおうぼ)です。

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ツバキ(椿)の特徴と育て方

ツバキ

玉之浦 長崎 2005年3月9日 撮影 栽培品
ヤブツバキの突然変異種 学名:Camellia japonica ‘Tama-no-ura’

ツバキ

白侘助 関東 2004年11月6日 撮影 栽培品
学名:Camellia japonica ‘Tama-no-ura’

           
和名ツバキ(椿)
学名Camellia japonica
科名・属名ツバキ科 ツバキ属
分布日本、中国、東南アジア
花期秋~春
特徴

花径5~10cm、高さ10~15mで、ツバキの原種は100種ほどあります。

園芸品種に日本のツバキではワビスケ系、肥後ツバキ系、ユキツバキ系、ヤブツバキ系、海外のツバキではジャポニカ系、トウツバキ系などがあります。

光沢のある濃い緑の葉をもちます。

自生地が多いヤブツバキはよく知られていて、ヤブツバキ系と呼ばれる品種が数多くあり、好まれて栽培されています。

育て方

日陰には強い植物ですが、冬の乾いた冷たい風は嫌うので、東側などの日当たりが良く、暖かい場所が適地です。用土は選びませんが、腐葉土などをすき込んでおくと水はけと水持ちが良くなります。

鉢植えには鉢底にゴロ石を入れ、赤玉土と鹿沼土に、完熟腐葉土またはバーク堆肥と軽石少量混ぜたもので植えます。

植え付け、植え替えは、春の3月中旬から4月、秋は9月中旬から10月中旬で、植え穴または鉢底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。

弱酸性を好み塀際などのアルカリ性の場所は咲けるか、有機質を入れて高植えにします。

庭木はよほど乾燥しない限り、水やりは必要ありませが、鉢植えは乾いたらたっぷり水をやります。

剪定は花後の3~4月に混み合った枝を整理し、好みの形に樹形を整えますが、木の性質がかなり違うので、伸びやすい木は剪定が多く、育ちにくい木は弱剪定にします。

小さく育てたいときや生け垣の場合は切り詰めますが、春に伸びた枝の先端に6月から7月頃に蕾が付くので、春以降は必要最低限にします。

秋になれば蕾が見えますので、蕾を残しての剪定ができます。

花木は剪定時期を誤ると花付が極端に悪くなるので、注意が必要です。

肥料は2~3月に寒肥として、油粕と骨粉を混ぜた肥料、あるいは遅効性の化成肥料などを施します。鉢植えは花後株もとに施します。

ツバキの仲間はチャドクガなどの害虫が多いので、気が付くと葉の裏にびっしりついているということもあるので、病害虫の薬剤散布は欠かせません。

発生が多い時は葉をほとんど食いつぶすということもあるので、注意が必要です。

殖やすには挿し木、種を播きます。

ツバキ

曙(あけぼの) 関西 2004年11月7日 撮影 栽培品

ツバキ

岩根絞 関東 2003年4月10日 撮影 栽培品
学名:Camellia japonica ‘Iwane-shibori’

tubaki

太郎庵 中部 2003年3月31日 撮影 栽培品

ツバキ

侘助 2004年3月19日 撮影 栽培品

卜伴椿(ボクハンツバキ)

卜伴椿 2014年4月2日 撮影 栽培品
学名:Camellia japonica ‘Bokuhan’

ツバキ(椿)まとめ

ツバキ

西王母(せいおうぼ) 石川 2003年10月14日 撮影 栽培品

ツバキの仲間はチャドクガなどの害虫が多いので薬剤散布をします。葉の裏に付くので、新葉の展開時は得に気を付けますが、秋までに何度も発生します。

冬の冷たい風の当たらないような場所に植えます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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