ヤブコウジ(藪柑子)は、サクラソウ科・ヤブコウジ属で、日本各地の山地の林下に生え、また鑑賞用に植栽する常緑小低木です。
果実は径5~6㎜、秋に赤く熟して翌年春まで下垂し美しいことから、お正月の鉢物などに用いることがあります。わが家は草物盆栽にしていてお正月飾りに使います。
上のヤブコウジ(藪柑子)は、2018年10月30日に栽培品を撮影したものです。
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ヤブコウジ(藪柑子)の特徴
ヤブコウジ(藪柑子) 2017年10月31日 撮影
和名 | ヤブコウジ(藪柑子) |
学名 | Ardisia japonica |
科名・属名 | サクラソウ科 ヤブコウジ属 |
分布 | 北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、中国 |
花期 | 7~8月 熟果期:10~2月 |
特徴 | 山地の林下に生え、また鑑賞用に植栽する常緑小低木。 地下茎をのばして繁殖、分枝せず高さ10~20cmになります。 葉は長さ6~13cm、互生し、茎の上部で1~2層に輪生状につきます。 花は夏、下向きに咲き、白色の花冠に腺点があります。 果実は径5~6㎜、秋に赤く熟して翌年春まで下垂し美しい。 古名ヤマタチバナ。 |
育て方 | 山野の林内などに自生している典型的な陰樹で強い直射日光と乾燥を嫌いますが、実を楽しみたいときには半日陰にして明るいところで育てます。 やや湿り気のある土壌を好むので、鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。地植えは半日陰の湿り気のあるような場所でしたら、根をのばして殖えるので、場所を確保する必要があります。 肥料は2月と7月に、油かすに骨粉を混ぜ込んだものを株元に軽くすき混みますが、やり過ぎに注意します。 腐葉土など腐植質のたっぷり入った湿潤な土壌を好むので、鉢植えの用土は赤玉土に軽石を少量混ぜ、腐葉土を混ぜた用土に植え、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れます。 植え付けや植え替えは4月と8月下旬~9月中旬です。 わが家は草物盆栽にしているので植え替えの必要はありません。 |
根本山、下野国分寺跡のヤブコウジ(藪柑子)
ヤブコウジ(藪柑子) 2004年11月11日 撮影 根本山
ヤブコウジ(藪柑子) 2002年11月2日 撮影 下野国分寺跡