ヒメヤツシロソウ 学名:Campanula glomerata var. acaulis 2007年6月18日 撮影
ヒメヤツシロソウは、草丈20~40㎝の多年草で濃青紫色の花が集まって咲くきれいな花ですが原産地についてはあまり詳しいことがわかりませんでした。
九州の山野にまれに生える多年草で、高さ40~80cmになるヤツシロソウがの学名が Campanula glomerata var. dahurica であり、ヒメヤツシロソウの学名が Campanula glomerata var. acaulis であることから、どちらも Campanula glomerata の変種と言う事になります。
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ヨーロッパの高山からシベリアが原産地と聞くヒメヤツシロソウ
九州に自生するというヤツシロソウの苗をいただいて育てたことがありますが、これは50~100cmくらいは丈が伸びて茎の頂とと葉腋にだんだんに花が咲きました。
とても心残りでしたが、数年間花が咲きましたが、だんだん弱って絶えてしまいました。
Campanula glomerata は、ヨーロッパの北部を除いてほとんどどこにでも自生していると言う事です。
Campanula glomerata とよく似た花を名前も分からないままに、30年も前に栽培していたことがありますがこれも園芸品種だったのかもしれません。
葉の形も株の大きさもとても似ていましたし、良く殖える多年草でしたのでとても不思議な思いをしています。
そしてそれを小型化したようで、優しい雰囲気を持っているのが、ヒメヤツシロソウです。
この花姿からヒメヤツシロソウは高山植物のような気がします。
海外のサイトを検索すると、ほとんどが庭に植えられていて、園芸品種のような雰囲気ですが、園芸品種としての長い年月が過ぎているのかもしれません。
シベリア原産のヤツシロソウは園芸化されて、さまざまな花があると言う事です。
洋種の場合、野草を扱っているお店から購入するものも原種なのか、園芸品種なのかよくわからないものが多いのもうなずけることです。
わが家では、ヒメヤツシロソウとシロバナヒメヤツシロソウの種を播きましたが、現在は紫色だけが残っています。
そして今年は、置き場所のためか、今迄見たことがないくらい淡い色の花が咲きました。