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広告 夏の花・山野草記事

播種から10年を過ぎたワタナベソウが今年も開花

ワタナベソウ

ワタナベソウ 学名: Peltoboykinia wayanabei   2011年6月16日 撮影

愛媛県、高知県、九州の深山の林内に生える高さ40~60cmの多年草のワタナベソウは、渡辺協氏が見つけたもののようで、和名と種小名は発見者渡辺協氏への献名となっています。

本州の中部地方以北に自生するヤワタソウと花はよく似ていますが、ワタナベソウの根生葉は7~9個に中深裂し、裂片は幅が狭いのに比べて、ヤワタソウの葉は7~13に浅裂しています。

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ワタナベソウは愛媛県、高知県、九州の深山の林内に生える

ワタナベソウ

ワタナベソウ 学名: Peltoboykinia wayanabei   2014年6月10日 撮影

ヤワタソウは日光植物園で見たことがありますが育ててはいません。

ワタナベソウの種をその後に頂いて、咲いた花の形が日光植物園で見た花にとてもよく似ているのにびっくりしました。

大きな葉にやさしい黄色の花を咲かせるワタナベソウは我が家で花を咲かせるようになって、10年近くがたちます。

種からよく芽生えてくれるので、いろいろな方にさし上げました。

春の花が1段落した6月に咲いてくれるのも嬉しい花です。

深山が自生地ですので、芽出しの時期は朝日が当たる場所で、その後は朝も半日蔭で育てるのがコツのようです。

置き場所が良ければ、毀れ種でも芽生えてくれますので、わが家は色々なところに芽生えていますが、植えても場所が悪いと枯れてしまいます。

わが家は地植えで育てるのに適当な場所がないために鉢植えで育てていますが、株自体の寿命もあまり長くないようなので、種を播き続けています。

そのような中に斑入り葉なども出てきて、楽しみが増えていますが、斑入りが固定するかどうかは様子を見ていかなければ分かりません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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