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広告 庭造り

8月の庭の山野草の花たち

ハコネシモツケ

ハコネシモツケ 2017年8月5日 撮影

昨年も暑いと思っていたが、今年はそれにもまして暑い日が続き、また私が住んでいるところは雨がほとんど降らずに植物にとっても厳しい状態になりました。

7月の梅雨入りから雨ばかりで涼しいと思っていたのですが、梅雨明けとともに急な猛暑で人間ばかりでなく植物にもダメージの多い気候となってしまいました。

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8月の庭の山野草の花たち

8月は例年花が少ない季節ですが、今年は庭に出るのは最低限の水やりくらいで草取りも鑑賞もままならない状態の中けなげに咲いているのは、レンゲショウマとキレンゲショウマくらいですが、キレンゲショウマは蕾がたくさんあるものの開き切らないうちに枯れてしまいます。

8月は大きくなる山野草が多く、狭い庭に様々なものを植えているので、その花だけを写すことが難しい月でもあります。

まして、丈が高くなうものは庭の隅の方に植えたあるので、写すのをためらっているうちに花が終わりに近くなるという悪循環を繰り返しています。

山野草の庭

ミソハギ

ミソハギ 2017年8月5日撮影

ミソハギはずっと植えたいと思っていた花ですが、場所がなくて植えられませんでした。

好きで植えた庭木が大きくなり、剪定も大変になったために黄楊を1本切ったので、日当たりの良い場所が出来たことから、ミソハギを植えることにしました。

手入れをほとんどしなくても毎年花が咲いてくれる、ミソハギは花の少ない夏に咲いてくれることでも嬉しい花です。

シュウメイギク

シュウメイギク 2017年8月20日 撮影

シュウメイギクはこのピンクの少し丈の低い花と白い花、キブネギクと言われる3種があるが、この花が8月の暑いさなかから咲き始め、次がシロバナ、最後にキブネギクが咲きます。

庭が狭いことと根をのばして殖えるので殖えすぎることから、北側や西側の一番条件の悪いところに植えてあるが、毎年きれいな花を見せてくれるのは嬉しいことです。

コバギボウシ

コバギボウシ 2017年8月20日 撮影

コバギボウシ(小葉擬宝殊)は、北海道、本州、四国、九州の、山野の日当たりの良い湿地や、林内の湿地に生える多年草で、尾瀬や霧ヶ峰高原、などの見る機会の多いギボウシの仲間ですが、丈夫で庭植えでほとんど植え替えなしでも花を見すことが出来ます。

ほかの物を植えるために鉢に写したのですが、残ったものが今年は細々と花を咲かせました。真夏に目につかないところで咲くので、写真を写すのを忘れてしまうことが多い花ですが、今年はひっそりと咲いているのを見て写真を写しました。

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ(藪茗荷) 2015年8月4日 撮影

ヤブミョウガ(藪茗荷)は、本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の山野の林内に生える高さ0.5~1mの多年草です。

ショウガ科のミョウガによく似た葉をしているが、食用になるミョウガの仲間ではなく、ツユクサの仲間のようです。

そのため、ミョウガのような匂いもなく花はかなり違っています。

子供のころの我が家には食用のミョウガがあって夏になまめかしい花が咲いていたのを覚えていますが、ミョウガを薬味として使ったのでその独特の香りが好まれるようでした。

ヤブミョウガは見たことがありませんでしたが種を播いて花が咲いた時には清楚な花に感激しました。

そのヤブミョウガが真夏の庭の隅にすっと花茎をあげて咲いているのを見ると心が和みます。

狭い庭に増やすわけにもいかないので整理しながら毎年数本の花が見られたらと思っている花です。

キレンゲショウマ

キレンゲショウマ 2015年8月4日 撮影

キレンゲショウマ

キレンゲショウマ 2015年7月7日 撮影


四国の剣山に生え、宮尾登美子の天蓋の花で知名度が高くなったキレンゲショウマは日陰でないと育ちませんが咲き始めは少し開いた花も真夏の暑さでは開き切らないうちに落ちてしまい蕾ばかりが目立ちます。

この花も十数年前に種を播いて育てましたが、その頃は作ったばかりの庭で日陰が少なかったために、葉が傷んでしまいましたが、この頃はやっと葉は残ってくれるようになりました。

もう少し涼しければきれいな花が見られるのにと残念に思いながら少し大株になり蕾だけのキレンゲショウマを鑑賞しています。

7月には下の写真のように少し開いてきれいに咲きました。

クレマチス

クレマチス・ヴィオルナ 2017年7月10日 撮影

クレマチス・ヴィオルナは、アメリカ東部に自生する、キンポウゲ科・センニンソウ属の植物で、日本のハンショウヅルにとても似た花を咲かせますが、葉の形が違うので区別ができます。

壺咲きクレマチスとして、様々な交配種が出回っているようで、人気のある花です。新枝咲きなので、春に咲いた枝を強剪定をすることにより、秋にも花が咲きますし、冬は下から切って冬眠させることが出来るので、雑木に絡ませて育てることが出来て、便利なクレマチスです。

レンゲショウマ

レンゲショウマ 2015年8月4日 撮影

レンゲショウマはキンポウゲ科 レンゲショウマ属の植物で、40㎝から1mくらいになりますが我が家は花径が伸びたものが、80㎝くらいになりたくさんの蕾をつけて次々と花を咲かせています。

一つの花はすぐに散ってしまいますが、蕾が多いので長いこと鑑賞できこの時期には貴重な花になっています。

10数年前に種を播いて育てたものが数株庭に植えてあり大株になっています。

レンゲショウマは若いころの憧れの花で、育てる自信がなく購入をためらっていましたが種を播いて育てて見たら思っていたよりも丈夫な植物で、夏に木陰で元気に花を見せてくれます。

夏の日光には弱いようで、少し日が当たる場所に植えたものは毎年みすぼらしく葉が枯れましたが、木陰に植え替えたらとても元気ですので、植え場所は選ぶようです。

殖やすには実生と株分けによります。

キンミズヒキ

斑入りキンミズヒキ 2017年8月5日 撮影

斑入りキンミズヒキ

斑入りキンミズヒキ 2014年8月11日 撮影

キンミズヒキは野山でよく出会うバラ科 キンミズヒキ属の花ですが、細長い花序をタデ科のミズヒキにたとえたもので色が金色であることから名付けられたようです。

十数年前に、斑入りの種をいただいて育てていますが、現在は庭に野放し状態で種から殖えています。斑が消えてしまうものは抜いていますので、今でも零れ種から斑入りが出てきます。

ダルマヒオウギ

ダルマヒオウギ 2017年8月1日 撮影

ダルマヒオウギの葉

ダルマヒオウギ 2017年8月1日 撮影

ヒオウギは子供のころに夏の庭に咲いているのを見ていた懐かしい花です。ダルマヒオウギは、ヒオウギの変種で、葉の幅が広く全体的に寸の詰まった草姿をしています。

花の少ない庭に彩を添えてくれる懐かしい花なので、日当たりの良い玄関わきに植えて楽しんでします。

サギソウ

サギソウ 2017年8月12日 撮影

この花は鉢植えを写したものですが、埋めたスイレン鉢に用土をいれた湿原のようなところに鉢を埋めて庭でも鑑賞しています。

狭い場所ですが、トキソウやクリンソウなどと一緒に植えてあり、季節ごとに庭で楽しむことができています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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