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アシズリノジギク(足摺野路菊)の育て方

アシズリノジギク(足摺野路菊)は、高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布するノジギクの変種で葉は3中裂し、ノジギクよりやや小さいが厚く、表面のふちに短毛が密生して縁どられるのが特徴です。

縁取りのある暑い葉と端正な花がとっても素敵で、大好きな花です。園芸店で立派な鉢にとても素敵に植えてある苗がかなり高価に売られていたのをみて、一目ぼれした花です。

あまり出回っていなかったので、購入もしないでいたところ、思いがけずいただくことが出来た花です。

上のアシズリノジギクは、自宅で2022年11月7日に撮影したものです。

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アシズリノジギク(足摺野路菊)の特徴と育て方

アシズリノジギク 2018年11月1日 撮影

和名アシズリノジギク(足摺野路菊)
学名Chrysanthemum japonense var. ashizuriense
科名・属名キク科 キク属
分布高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布する
花期10月~12月
特徴

ノジギクの変種で葉は3中裂し、ノジギクよりやや小さいが厚く、表面のふちに短毛が密生して縁どられるのが特徴。

この葉の形が他のノジギクとはっきり区別できるのが、花も丸みを帯びてとても上品に咲きます。

ノギクの仲間は交配がしやすいので、種から育てることはむすかしいと思うが、挿し木、株分けで増えてくれます。

育て方

年間を通して風通しの良い日向で育て、鉢植えの場合は表面が乾いたら水をやり、地植えのものは余程乾かない限り水やりの必要がない。

うどんこ病、黒斑病、褐斑病、黒斑病、褐斑病になると焦げ茶色から黒い斑点ができるし、アブラムシを始めダニなどの害虫も着きやすいので気を付けて消毒をします。

鉢植えは毎年植え替えるが、地植えの場合は植え替えないでもよいが、花が終わったら、花殻を摘んでおかないと雑種が増えてしまい親株が消えることになりかねません。

我が家はついうっかりで、交配の野菊が増えてしまっているので、大好きなアシズリノジギクは鉢植えで大切に育てています。

アシズリノジギク(足摺野路菊)は憧れの野菊だった

アシズリノジギク 2018年11月10日 撮影

高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布するというアシズリノジギクは気品にあふれているとても素敵なノギクです。

10年ほど前に、小盆栽仕立てにして立派な鉢に植えてかなり高く売っているのを見たことがありました。

その金額がどのくらいだったのかは忘れましたが、私が思い切って購入できなかったことは確かです。

整った花が素敵な枝ぶりに作られて小盆栽風に植えてあり、上から見える緑の葉に白い縁取りが何とも言えない高貴さを漂わせていたのを覚えています。

その頃は山野草の種の提供をしていたので、頼まれた種を送ったところ、お礼にとアシズリノジギクの苗を送ってくださったのです。

思いがけないうれしいプレゼントに心が浮き立ったのを覚えています。

それから数年間毎年きれいな花を見せていただくことができていますが、最初に出会った時のような小盆栽がいまだにできないでいます。

来年こそはと思いながら、雑用に追われる日々を送っていますが、交雑種を作らないようにだけは気を付けています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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