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ダンギク(段菊)の育て方

ダンギク

ダンギク(段菊)は、九州北部、対馬の日当たりのよい草原や岩場の斜面に群生する多年草です。

丈夫な植物ですが、寒さに弱いので、寒い地方では対策が必要です。関東地方では鉢植えの場合凍らないような軒下に置き、地植えの場合は腐葉土をかぶせておきます。

日当たりがよく、暖かく育てれば木質化した株から群生して見事な花を咲かせます。

上のダンギク(段菊)は、自宅で2014年9月14日に撮影した種から育てた花です。

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ダンギク(段菊)の特徴と育て方

ダンギク

ダンギク(段菊) 2004年9月24日 撮影 栽培品

和名ダンギク(段菊)
学名Caryopteris incana
科名・属名シソ科 カリガネソウ属
分布九州(北部、対馬)
花期9~10月
特徴

日当たりのよい草地に生える多年草。

茎は直立し、葉とともに短い軟毛を密生し、全体にやや灰緑色に見えます。

茎の下部は木質化する。葉は対生し卵形で長さ2.5~6cm、先は尖り、数個の粗い鋸歯があります。

茎の上部の葉腋から集散花序をなし、花は下部から上部に咲きあがります。

花冠は長さ7㎜ほど。先は5裂し、裂片の下部の1個は大きく、ふちは細かく裂けます。

育て方

酸性土で、日当たり水はけの良い土地を好みます。

鉢植えはは硬質鹿沼土、赤玉土の混合用土で、マグァンプK を根に触れないように入れて植えこみます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

寒さには少し弱いので、鉢植えは軒下に置き、地植えは上に腐葉土をかぶせておきます。

地植えでも良く育ちます。

地植えでは植え替えの必要がありませんが、鉢植えは根がつまったら一回り大きな鉢に植えるか、株分けをします。適期は霜の心配がない5月頃です。

実生は採り播き、または冬から早春に播けば、秋には花が見られます。

ダンギク(段菊)まとめ

ダンギク

ダンギク(段菊) 2005年9月16日 撮影 

暖かい地方に自生しているので、冬の寒さ対策をすれば丈夫な花で地植えでは植え替えをしないで長く楽しむことが出来ます。

わが家は種から育てて10年以上が過ぎますが庭に毎年花を見せてくれます。ただ日当たりの良い場所は大きくなるダンギクを植える場所がなく、少し日陰になっているので弱々しい感じですが、鉢ではとても元気です。

上三依水生植物園のダンギク(段菊)

ダンギク(段菊)

ダンギク(段菊) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

ダンギク(段菊)

ダンギク(段菊) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

ダンギク(段菊)

ダンギク(段菊) 2002年10月27日 撮影 緑化祭跡地

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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