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ダルマギク(達磨菊)の育て方|仲間のシュウブンソウ(秋分草)の特徴

ダルマギク

ダルマギク(達磨菊)は、西日本の対馬海流に沿った海岸の岩上に生える多年草です。

丈夫な植物ですが、日当たりと水はけのよい場所を好むので、鉢の置き場所や地植えの場合の植え場所は選ぶ必要があります。

用土は草花用培養土もしくは、赤玉土に腐葉土を混ぜた用土でもよく、毎年植え替えると良いようです。

下に仲間のシュウブンソウ(秋分草)の写真と特徴を載せています。

上のダルマギク(達磨菊)は、自宅で2008年10月23日に撮影した種から育てた花です。

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ダルマギク(達磨菊)の特徴と育て方

ダルマギク

ダルマギク(達磨菊) 2004年11月8日 撮影 栽培品

   
和名ダルマギク(達磨菊)
学名Aster spathulifolius
科名・属名キク科 シオン属
分布本州(中国地方の日本海側)九州(北部から西岸)
花期10~12月
特徴

西日本の対馬海流に沿った海岸の岩上に生える多年草。

全体に長い軟毛と腺毛があります。

高さ15~20cmで太く2、3回分岐し、本部はやや木質化して冬も残ります。

花径3.5~4cmで淡い紫色です。

育て方

赤玉土、桐生砂、富士砂を等量に混ぜた用土を鉢に山形に盛って植え込み、この時、細根の触れる位置に腐葉土やピートモスを薄く敷くと生育が良い。

植込みのさい、マグァンプK を根に触れないように入れて植えこみます。

上は矮小に育てる場合の植え方ですが、普通に育てる場合は用土は選びません。草花用培養土で育てると生き生きと元気に育ちます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は少なめにし、日照時間が長く風当たりの強い場所に置くと矮小に花を咲かせることが出来ます。

毎年早春に植え替え、その際、根は全長の3分の2を切り捨て、新しい用土に植えます。

わが家はロックガーデンに植えていますが、株が広がって花時は見事ですが、狭い庭なので他の野草を侵害するので、そのようになった時に植え替えています。

ダルマギク(達磨菊)

ダルマギク(達磨菊)

ダルマギク(達磨菊) 2006年10月20日 撮影 栽培品

ダルマギクは海岸の岩上に生える多年草ということですが、用土は選ばず、地植えでは日当たりさえよければ植え替えをしないでも毎年きれいな花を見せてくれます。

わが家は栽培歴が30年以上になりますが、枯れそうになったこともなく、たくさんの家にお嫁入りして、そちらでも元気に花を咲かせています。

シュウブンソウ(秋分草)の特徴

シュウブンソウ

シュウブンソウ(秋分草) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷


 
和名シュウブンソウ(秋分草)
学名Aster verticillatum
科名・属名キク科 シオン属
分布関東地方以西から琉球半島。朝鮮半島南部、台湾、マレー、インドの暖帯から熱帯
花期夏~秋
特徴

高さ50~100cm、主茎は直立し、その上方から多数の枝が分かれて斜めに開出します。

葉は長さ7~15cm。幅2~3cmの長楕円披針形で、先は尖り、上半部には波状の浅い歯牙があり、葉には短剛毛がありざらつきます。

葉腋から出た短い柄の先に淡黄緑色の小さな頭花をつけます。

頭花は直径4~5㎜。中心部には先が5裂した両性の筒状花があり、まわりには非常に小さいが舌状花が2列に並んでいます。

単形属であるシュウブンソウ属だったが、現在は花柱の先が扁平なのでシオン属のグループに入れられています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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