デンドロビウム・キンギアナムは、小さな花をたくさん咲き、デンドロビウム・ノビレ等とは違った魅力を持つ花です。日光を好み花付が良く、洋ランの中では育てやすい部類に入ります。
しかし、他の洋ランと同じように寒さには弱いので、冬は室内の日当たりの良い窓辺で管理することが必要です。
洋ランを好んで育てた時期がありますが、ギンギアナムは丈夫で花付が良く、手がかかりませんでした。
上のデンドロビウム・キンギアナムは、自宅で2004年3月30日に撮影した花です。
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デンドロビウム・キンギアナムの特徴と育て方
デンドロビウム・キンギアナム 2004年3月29日 撮影 栽培品
和名 | デンドロビウム・キンギアナム |
学名 | Dendrobium kingianum |
科名・属名 | ラン科 セッコク属(デンドロビウム属) |
分布 | オーストラリア原産 |
花期 | 2月~5月 |
特徴 | オーストラリア原産の原種デンドロビウム・キンギアナム(Dendrobium kingianum)をもとに交雑育種されてきた交配種がキンギアナム系系と呼ばれます。 根元が太く上部が細くなる、やや堅いバルブの上部に葉をつけます。 上部の葉の間にある節から花茎を伸ばし、たくさんの小輪花を穂状に咲かせます。 日光を好み、日当たりが悪いと花をつけなくなります。 1度咲いたバルブにも翌年以降花芽をつけることがあるので、古いバルブも取り除かないほうがよいようです。 |
育て方 | 細かめの洋ラン用バークとプラスチック鉢との組み合わせで植え込みます。 植え替えは2年に1回程度、春の花後に株分けを兼ねて行います。 肥料は固形の油粕を5月~7月まで月1回置き肥しますが、その後は施しません。 水は春の新芽の伸び始めから秋までは比較的多くやりますが、その後は乾かし気味にして、花芽が伸び始めたらたっぷりやります。 定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 10月下旬にはひつ内に取り込み日当たりの良い窓辺に置き、4月頃からは戸外の日当たりの良いところで管理します。 |
デンドロビウム・キンギアナムまとめ
洋ランを好んでたくさん育てた時期がありましたが、洋ラン用バークとプラスチック鉢との組み合わせで植え込みが一番楽でしたし、素焼き鉢とミズゴケ植えよりは鉢の汚れが少なかったことが好みでした。
どちらの植え方が良いのかはわかりませんが、個々人の好みで栽培すればよいのではないかと思っています。
洋ランの中でもデンドロビウム・キンギアナムは育てやすいので、手間をかけずに花が見たい人にはとても良い花だと思います。