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広告 秋の花・山野草の育て方

ハナトラノオ(フィソステギア)の育て方

ハナトラノオ

ハナトラノオ(フィソステギア)は、大正時代に入ってきた、北アメリカ東部原産のシソ科 カクトラノオ属の植物で、丈夫でよくふえるため急速に広まり、現在ではよく見かける宿根草の一つになっています。

早生種、中生種、晩生種とあり、6月下旬から10月くらいまで咲くので、よく見かける植物なのかもしれません。

草丈が高く、切り花にできることも魅力のひとつになっています。

上のハナトラノオ(フィソステギア)は、自宅で2003年9月28日に撮影した花です。

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ハナトラノオ(フィソステギア)の特徴と育て方

   
和名ハナトラノオ(花虎の尾)
別名フィソステギア、カクトラノオ
学名Physostegia virginiana
科名・属名シソ科 カクトラノオ属(フィソステギア属)
分布北アメリカ東部原産
花期早生種、中生種、晩生種とあり、6月下旬から10月くらいまで咲く
特徴

花穂は10~30cm、高さ80~100cmの宿根草。

大正時代に入り、丈夫でよくふえるため急速に広まり、現在ではよく見かける宿根草の一つになっています。

カクトラノオとも呼ばれるように、花穂は細長い四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで咲きます。

地下茎を伸ばして広がり、ほとんど放任栽培でもよいくらいです。

濃桃色のものから白花まで、いくつかの品種があり、草丈や開花期にも幅があります。

育て方

耐寒性、耐暑性が強く、日当たりから半日陰まで、あまり場所を選びませんが、どちらかというと湿り気のあるところを好み、腐植質に富む乾燥しないところが良いようです。

乾きやすいところでは草丈低く開花しますが、花数は少なくなり、下葉も枯れやすくなります。鉢植えの場合は、特に乾燥に注意します。

梅雨が明けてから極端に乾燥すると花が咲かなくなるので、鉢植えは特に注意が必要です。

4月~5月の生育初期に少量施しますが、あまり伸びすぎると倒れやすくなるので少なめにします。花後お礼肥を施します。

用土は水はけよく水持ちが良いもな良いので赤玉土に腐葉土を3割くらい混ぜます。草花用用土でも良いようです。

鉢植えの植え替えは毎年、3月~4月か10月ごろに行い、古い用土を落として、新しい用土に芽数を制限して新しい用土に植え替えます。

ハナトラノオ(フィソステギア)

ハナトラノオ(フィソステギア)

ハナトラノオ(フィソステギア) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

ハナトラノオ(フィソステギア)まとめ

鉢植えは大きくなるので、水切れに気を付けなければなりませんが、地植えだとひどい乾燥の時に水を上げるくらいで放任状態で花が咲いてくれる嬉しい植物です。

植え場所は少し湿り気のあるところを好むので、腐葉土をすき込んで植えるとより良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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