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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の育て方|仲間のオオマルバノホロシとナスの特徴

ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)は、日本全土のに自生する植物で、明るい林の中や山道、山際の家の周囲などに生育するナス科のツル性の多年草です。

わが家は1月に種を播きましたが、8月下旬には近くのロウバイの木に絡みついてほうずきに似た花を咲かせました。

とても丈夫な植物で株は年々大きくなり、零れ種からも殖える、繁殖力が強い植物です。

下に仲間の尾瀬の湿原などに生えるという、オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)と野菜のナス(茄子)の特徴と写真を載せています。

上のヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)は、自宅で2004年8月21日に撮影した2004年1月播種の苗からの花です。

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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の特徴と育て方

ヒヨドリジョウゴ(実)

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)実 2005年11月20日 撮影 栽培品

   
和名ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
学名Solanum lyratum
科名・属名ナス科 ナス属
分布日本全土
花期8~9月
特徴

全体に軟毛を密生し、葉柄で他物に絡み付いてのびます。

葉は互生し長さ3~10cmの卵形。下部の葉は深い切れ込みがあります。

花は白色で直径1cmほど、集散花序に多数付きます。

液果は球形で直径約8㎜、上の写真のように紅色に熟します。

全草有毒ですが、特に果実が有毒です。

育て方

種を1月に播いて、庭のロウバイの近くに植えたらロウバイに絡みつきながら伸びて8月下旬には花が咲きました。

庭には他の花に上げた肥料がありますので、放任状態ですがとても丈夫な植物です。

他の木などに絡みついている植物なので、半日陰くらいを好むのでしょうが、晩秋には赤い果実が実り、零れ種からも殖えます。

数年間は風流な姿を楽しんでいましたが、あまりに繁殖力が強いので、数年鑑賞した後には栽培を止めました。

日光植物園のオオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)の特徴

オオマルバノホロシ

オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

オオマルバノホロシ

オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)実 2003年9月14日 撮影 日光植物園

 
和名オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)
学名Solanum megacarpum
科名・属名ナス科 ナス属
分布北海道、本州(中部地方以北)
花期8~9月
特徴

湿原など湿り気のあるところに生える蔓性の多年草。

葉は卵形または狭卵形で長さ4~9cm、幅2~4cm。

集散花序に紫色の花をつけます。

液果は紅色に熟す。

花は茄子の花によく似ています。

ナス(茄子)の特徴

ナス(茄子)

ナス(茄子) 2003年8月13日 撮影 散歩道


 
和名ナス(茄子)
学名Solanum melongena
科名・属名ナス科 ナス属
分布インド原産
花期6~8月
特徴

花径約2~3cm。高さ30~100cm。

中国から渡来し、古くから栽培されていた野菜です。

品種には球形種、卵形種、長形種、外国品種などがあります。

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)まとめ

ヒヨドリジョウゴは1月に播種して、8月下旬には蔓を伸ばして近くの木に絡みつき8月に花を咲かせるとても丈夫な植物です。

わが家はロウバイに絡みつかせましたが、零れ種からも殖えるし、株も大きくなるので、数年鑑賞して栽培を止めましたが、広い場所があるお宅では風流かもしれません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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