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カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)の育て方

カラフトミセバヤ

カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)は、ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属の植物で、北海道の山地の岩場に見られる小型種で、花径約1cmほどです。葉は倒披針形で鋸歯はありません。

北海道の北海道(日高、十勝)の海岸沿いの岩上に生るヒダカミセバヤの葉には鋸歯があり区別できます。

ミセバヤは瀬戸内海の小豆島などの大型のものが出回っていますが、ヒダカミセバヤやカラフトミセバヤはかなり小型です。

上のカラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)は、自宅で2004年9月12日に撮影した花です。

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カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)の特徴と育て方

カラフトミセバヤ

カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ) 2003年9月10日 撮影 栽培品

   
和名カラフトミセバヤ
別名エゾミセバヤ
学名Hylotelephium pluricaule
科名・属名ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
分布北海道、アムール、サハリン
花期9~11月
特徴

北海道の山地の岩場に見られる小型種で、花径約1cmほどです。

茎が木化し、地面を這い、冬も枯れないで残ります。

葉は対生または互生して灰青色で鋸歯がありません。茎は懸垂して桃紅色の花を先端に咲かせます。

樺太には矮小なものがあり、古くから親しまれています。

育て方

1年を通して日当たりが良く風通しのよい環境で育てます。丈夫な植物なので、日当たりが良いところでしたら問題なく育ちます。

鉢作りでは、少し粗めの桐生砂、軽石、富士砂などに硬質鹿沼土を混合して、少量のマグアンプK 中粒を根に殖えないように入れて植えます。

肥料はあまり必要ありませんが、古い株になるとだんだん栄養不足になるので、鉢植えでは、春と秋に月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施します。

根の成長が早いので2年に1度、3月下旬から4月下旬までに株分けを兼ねて植え替えを行いますが、あまり小さく分けない方が良いようです。

他の植物と同じように、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

石付きでは、化石などで根を固定し、極端な水切れを防ぐため、上に山苔か水苔を置きます。

水は1日1回やりますが、あまり過湿にならないように、表面が乾いたらやります。

カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)まとめ

カラフトミセバヤ

カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ) 2003年9月10日 撮影 栽培品

わが家のカラフトミセバヤ(エゾミセバヤとも言う)は数十年前に園芸を趣味にしていた友達から頂いたもので、長いこと育てていることになります。

その後カラフトミセバヤと名札の付いたものを購入しましたが、花色も濃く、株の増え方も遅いものがありますが、葉に鋸歯があったので、そちらはヒダカミセバヤのようでした。

どちらの自生地を見たことがないので、その後ヒダカミセバヤを購入しましたら、その苗と同じでした。販売時についている名前はあまり信用できないとは思いながらもいつも迷わされています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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