クサヤツデ(草八手)はキク科 クサヤツデ属で、本州(神奈川県~近畿地方の太平洋側)、四国、九州の山地に生える多年草で、日本特産です。
茎は高さ0.4~1mになりますが、栽培品は0.5mくらいです。
花は黒紫色(我が家の花は淡い紫)で下向きにつき、直径5㎜ほどの小さな花ですが、カールした花弁がとても可憐です。
奈良県の吉野山によく見られることから吉野草の名があります。
上のクサヤツデ(草八手)は、自宅で2017年10月18日に撮影した花です。
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クサヤツデ(草八手)の特徴と育て方
クサヤツデ(草八手) 2017年10月18日 撮影 栽培品
和名 | クサヤツデ(草八手) |
和名 | ヨシノソウ(吉野草) |
学名 | Diaspananthus uniflorus |
科名・属名 | キク科 クサヤツデ属 |
分布 | 本州(神奈川県~近畿地方の太平洋側)、四国、九州、日本特産。 |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 山地の木陰に生える多年草で地下茎は横に這い、古い茎の基部が並びます。 茎は高さ0.4~1mになりますが、栽培品は0・5mくらい。葉は長さ5~7㎝の掌状で、裂片は5~7個、先はさらに浅裂し、鋸歯もあります。 頭花は1個の小花からなり、黒紫色(我が家の花は淡い紫)で下向きにつき、直径5㎜ほど。花冠は長さ1.5~1.8㎝で裂片はカールします。 奈良県の吉野山によく見られることから吉野草の名があります。 |
育て方 | 山地の林内に生えることから風通しの良いところで管理します。春は日当たり、初夏からは半日陰で管理しますが、通年、屋外で管理します。 春と秋に有機質肥料を置き肥するか遅効性の科学肥料を与えます。 植え替えは新芽が出る前の早春が最適で用土は赤玉土、硬質鹿沼土などに少量の軽石や日向土を混合した用土で排水良く植えます。 植え替え時に、マグアンプK 中粒を根に触れないように入れます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 鉢植えの場合は夏場水枯れすると下葉が枯れこむので水切れに注意します。 |
クサヤツデ(草八手)まとめ
クサヤツデ(草八手) 2017年10月23日 撮影 栽培品
山地の林内に自生することから春は日当たり、葉が茂ることろから半日陰で涼しく育てます。
植え替えは新芽の出る早春が最適です。殖やすには株分け、播種から行います。冬に播けば春には発芽します。