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広告 秋の花・山野草の育て方

リンドウ(竜胆)の育て方|仲間のオヤマリンドウ、エゾリンドウ、園芸品種のリンドウの詳細

リンドウ

リンドウ(竜胆)は、本州、四国、九州の山野に生える高さ30~100cmの多年草です。

ササリンドウと別名があり、立ち上がらずに長い茎をのばして葉腋にたくさんの花をつけます。

下に野山で写したリンドウの写真と、仲間のオヤマリンドウ、エゾリンドウの写真と特徴、園芸品種の写真を載せています。

上のリンドウ(竜胆)は、自宅で2013年10月24日に撮影した花です。

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リンドウ(竜胆)の特徴と育て方

リンドウ

リンドウ(竜胆) 2011年11月15日 撮影 栽培品

       
和名リンドウ(竜胆)
別名ササリンドウ
学名Gentiana scabra var.buergeri
科名・属名リンドウ科 リンドウ属
分布本州、四国、九州
花期9~11月
特徴

山野に生える高さ30~100cmの多年草。

葉は対生し、長さ3~8cm、幅1~3cmの卵状披針形で先は尖り3脈が目立ちます。

茎の先や上部の葉腋に紫色の鐘形の花を開き、花冠は長さ4~5cmで先は5裂します。

裂片の間には副片があり、内側には茶褐色の斑点があります。

根の乾燥したものを薬用にし、漢方ではこれを竜胆(りゅうたん)と呼びます。

育て方

赤玉土、硬質鹿沼土、軽石少量の混合用土にマグァンプK などの緩行性肥料を、根に触れないように入れて植え込みます。

水を好むので、乾かさないようにし、良く日に当て、暑さでむれないように風通しの良いところに置きます。

植え替えを怠ると株が老化し、生育が悪くなり、下葉が焼けがちとなるので毎年株分けをかねて花後か、春の芽だし前に植え替え、用土は全部新しくします。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

草丈をコンパクトに抑えたい場合は生長している芽の先を2度ほど切り落とします。5月中旬頃に下の方の葉を4枚ほど残して茎を切り落とします。

そこに脇芽が出てくるのでそれを同じように切り落とすとコンパクトに咲かせることが出来ます。時期が遅いと花が咲かないことがあるので気を付けます。

切り落とした茎は挿し芽に使うことが出来秋には花をつけます。

春の芽が出る時期と秋の花が咲き終わるまでは、できるだけよく日の当たる場所で、管理しますが、高温多湿には弱いので、夏は風通しの良い明るい日陰で涼しく育てます。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

株分け、挿し芽の他、種からも殖やすことが出来ます。わが家が2003年3月に播種で、2004年11月8日に開花しています。

野山で写したリンドウ(竜胆)

リンドウ(竜胆)

リンドウ(竜胆) 2007年9月17日 撮影 戦場ヶ原

リンドウ(竜胆)

リンドウ(竜胆) 2004年11月11日 撮影 根本山

リンドウ(竜胆)

リンドウ(竜胆) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷

リンドウ(竜胆)

リンドウ(竜胆) 2002年11月2日 撮影 下野国分寺跡

オヤマリンドウ(御山竜胆)の特徴

オヤマリンドウ

オヤマリンドウ(御山竜胆) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園

ヤマリンドウ

オヤマリンドウ(御山竜胆) 2003年8月23日 撮影 八方尾根

ヤマリンドウ

オヤマリンドウ(御山竜胆) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原

     
和名オヤマリンドウ(御山竜胆)
学名Gentiana makinoi
科名・属名リンドウ科 リンドウ属
分布本州(東北地方南部~中部地方)。日本固有
花期8~9月
特徴

亜高山帯~高山帯 に生える多年草。

花は1~7個、普通すべて茎頂に集まります。花冠は長さ2~3.5cm、裂片は平開しない。

高さ15~60cm、葉は長さ2.5~6cm。

エゾリンドウ(蝦夷竜胆)の特徴

エゾリンドウ

エゾリンドウ(蝦夷竜胆) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園


エゾリンドウ

エゾリンドウ(蝦夷竜胆) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園


エゾリンドウ

エゾリンドウ(蝦夷竜胆) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園


     
和名エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
学名Gentiana triflora var. japonica
科名・属名リンドウ科 リンドウ属
分布北海道、本州(中部地方以北)
花期9~10月
特徴

深山の湿地帯などに生える多年草。

高さ30~80cm。

葉は対生し長さ6~10cmの披針形。

上部の葉腋と茎頂に長さ3~5cmの花を5~20個つけます。

リンドウ(園芸品種)の特徴

リンドウ(園芸品種)

リンドウ(園芸品種) 2002年10月27日 撮影 緑化祭跡地

リンドウ(園芸品種)

リンドウ(園芸品種) 2002年10月27日 撮影 緑化祭跡地

     
和名リンドウ(園芸品種)
学名Gentiana
科名・属名リンドウ科 リンドウ属
分布園芸品種
花期9~11月
特徴

秋になると出回る、草丈の低い鉢植えのリンドウは、キリシマリンドウやミヤマリンドウ を基にした園芸品種が多い。

性質は丈夫だが、耐暑性があまり強くありません。

放任して おくと茎が伸びるので、春以降、7月までに1~2回摘芯しておくと良い。

リンドウ(竜胆)まとめ

リンドウ

リンドウ(竜胆) 2004年11月8日 撮影 栽培品(2003年3月播種の初花)

リンドウは日当たりを好みますが、夏の暑さには弱いので真夏は日陰で涼しく管理し、春と秋は日当たりの良いところで育てます。

また、水を好むので、表面が乾いたらたっぷりやり水切れをおこさないように栽培することが肝要です。

意外と根が浅く少ないので、植え替えを怠ると株が老化するので毎年植え替えます。

挿し木、種まきなどで殖やすことが出来るので、株の更新をした方が花がきれいに咲きます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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