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ハマトラノオ(屋久島産)の育て方

ハマトラノオ

ハマトラノオは鹿児島県の甑島から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える日本固有種です。この花はヤクシマハマトラノオという名前だったので、屋久島産かもしれません。

丈が低く、小さなブルーの花が総状花序に咲いてとても可憐です。

ルリトラノオ属には、ハマトラノオの他にミヤマクワガタアカイシミヤマクワガタキクバクワガタ、サンイントラノオを載せています。

上のハマトラノオは、自宅で2012年9月21日に撮影したものです。

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ハマトラノオの特徴と育て方

ハマトラノオ

ハマトラノオ 2015年9月21日 撮影 栽培品

           
和名ハマトラノオ
学名Pseudolysimachion sieboldianum
科名・属名オオバコ科 ルリトラノオ属
分布鹿児島県の甑島から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える。日本固有種。
花期8~10月
特徴

海岸の岩場に生える、常緑の耐寒性多年草。

草丈は20cmから40cmくらい。

茎は円柱形で、直立ないし斜上をし、葉は長楕円形で対生します。

葉の艶があり、無毛。

茎先に総状花序を出し、青紫色の小さな花をたくさんつけます。

ヤクシマハマトラノオの名前で、入手したものですが、ヤクシマ産のハマトラオオではないかと思います。

育て方

硬質鹿沼土を主に、軽石を混ぜたものに植えています。

花後に株が殖えるので、毎年常緑のロゼットが動き出す前に根に触れないように、マグァンプK などの緩行性肥料を入れて植え替えます。

日当たりの良いところに置き、表面が乾いたら水をたっぷりやります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ロックガーデンの日当たりの良いところに植えていますが、石がちの場所を好むようです。

ハマトラノオ(屋久島産)まとめ

ハマトラノオ

ハマトラノオ 2009年9月27日 撮影 栽培品

ヤクシマハナトラノオと名札のあった植物は屋久島産のハマトラノオではないかと思っていますが、詳細は分かりません。

水はけのよい用土で植えて、日当たりで管理するとかなり殖えます。冬の寒さにも強いので、ロックガーデンでも元気に育っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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