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ヤマジノホトトギス(斑入り山路の杜鵑草)「名月」の育て方|シロバナヤマジノホトトギス

斑入りヤマジノホトトギス

ホトトギス(杜鵑)は、山野の林内に生える多年草で、高さ30~60cm。茎に下向きの毛が密生します。

自生地が、空中湿度の高い半日陰なので、直射日光を避けて湿度を保ち、涼しく育てた方が良いようです。

わが家で育てているのはヤマジノホトトギスの斑入り種なので、鉢植えで育てています。

他にホトトギスタカクマホトトギスタイワンホトトギス、園芸種を育てています。キイジョウロウホトトギス、種からチャボホトトギスタマガワホトトギスを育てたことがありますが、こちらは猛暑の年に枯れててしまいました。

上のヤマジノホトトギス(斑入り山路の杜鵑草)は、自宅で2017年9月15日に撮影したものです。

斑入りヤマジノホトトギス(斑入り山路の杜鵑草)「名月」の特徴と育て方

斑入りヤマジノホトトギス(斑入り山路の杜鵑草) 名月 2017年9月15日 撮影 栽培品

斑入りヤマジノホトトギス

斑入りヤマジノホトトギス(斑入り山路の杜鵑草) 名月 2017年5月3日 撮影 栽培品

     
和名ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
学名Tricyrtis affinis
科名・属名ユリ科 ホトトギス属
分布北海道(西南部)、本州、四国、九州
花期8~10月
特徴

山野の林内に生え、高さ30~60cm。茎に下向きの毛が密生します。

葉は長さ8~18cm。

花は茎の先や葉腋につく。花被片には紅紫色の斑点があり、上半部は平開するが、ヤマホトトギスのように反り返りません。

上の花はヤマジノホトトギスの斑入り品です。

育て方

斑入りなので鉢植えにし、風の通る明るい日陰で、葉を傷めないように空中湿度を高めて管理します。

植え替えは新芽が出る前の早春が最適で用土は赤玉土、硬質鹿沼土などに少量の軽石を混合した用土で水もち良く植えます。

植え替え時に、マグアンプK 中粒を根に触れないように入れます。

鉢植えは2年に1度、根を整理し、株分けを兼ねて植え替えます。

春に固形肥料を置き肥し、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

鉢植えの場合は夏場水枯れすると下葉が枯れこむので水切れに注意します。

増殖は株分け、挿し芽で行います。種からも殖えますが交雑する可能性が高くなります。

仙人ヶ岳と日光植物園のヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

シロバナヤマジノホトトギス(白花山路の杜鵑草)の特徴

シロバナヤマジノホトトギス

シロバナヤマジノホトトギス(白花山路の杜鵑草) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

 
和名シロバナヤマジノホトトギス(白花山路の杜鵑草)
学名Tricyrtis affinis Makino form. albida
科名・属名ユリ科 ホトトギス属
分布北海道(西南部)、本州、四国、九州
花期8~10月

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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