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ジンジソウ(人字草)の育て方

ジンジソウ

ジンジソウ(人字草)は本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に自生し、山地の岩壁に生える多年草です。

ダイモンジソウと同じ仲間なので同じような育て方で良いと思いますが、草丈が大きく、茎や葉が柔らかいので焼けないように育てることが大切です。

上のジンジソウ(人字草)は、自宅で2005年10月23日に撮影した2004年1月に播種した苗からの花です。

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ジンジソウ(人字草)の特徴と育て方

ジンジソウ

ジンジソウ(人字草) 2005年10月23日 撮影 栽培品

           
和名ジンジソウ(人字草)
学名Saxifraga cortusaefolia
科名・属名ユキノソタ科 ユキノシタ属
分布本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
花期9~11月
特徴

山地の岩壁に生える多年草。

根生葉は束生し、長い柄があり長さ5~15㎝の腎円形で、7~11中裂し、基部は心形。全体にまばらに毛があります。

花茎は高さ10~35㎝、集散状の花序に多数の花をつけます。

和名は花の形が人という字に見えることから。

育て方

中深鉢が良いが、石付けや坑火石植えが良く育ちます。石付けは乾燥しやすいので夏は腰水栽培がよいようです。

用土は水もちの良い配合として硬質鹿沼土を主に軽石や桐生砂、日向土など手に入る用土の混合用土でマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えます。

直射日光を避け、木陰などの半日陰で湿度が高めの場所で管理します。棚に置くときは人工芝を敷いて周りに水を打って空中湿度を高めるようにします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

植え替えの適期は新芽が展開する3月から4月中旬に、傷んだ根を取り除き新しい用土で植え変えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ジンジソウ(人字草)まとめ

ジンジソウ

ジンジソウ(人字草) 2006年10月25日 撮影 栽培品

ジンジソウ(人字草)は山地の岩壁の水が滴るようなところにに生える植物ですので、湿度管理が難しくなると思います。

同じ仲間のダイモンジソウはかなり栽培されて、園芸品種なども多いので育てやすくなっていますが、ジンジソウは草丈が高く、葉も大きい分栽培環境に慣れないと難しいかと思います。

私は、大きくなって置き場所が確保できないことから、地植えにしてしまったら枯れてしまいました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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