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広告 春の花・山野草の育て方

ヒメイズイ(姫委蕤)の育て方

ヒメイズイ

わが家のヒメイズイ(姫委蕤)は草丈が15㎝にも満たず、小さいので、春先はグランドカバーのように生え、つぼ型の小さな花を下げてとても可憐です。

梅雨のころには休眠に入るので、暑苦しさもなく、春の庭を引き立ててくれます。

現在は草物盆栽としても利用していますが、葉と花が可憐なので見ごたえがあります。

上のヒメイズイ(姫委蕤)は、2015年5月5日に自宅で撮影したものです。

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ヒメイズイ(姫委蕤)の特徴と育て方

ヒメイズイ

ヒメイズイ(姫委蕤) 2003年5月4日 撮影 栽培品

和名ヒメイズイ(姫委蕤)
学名Polygonatum humile
科名・属名キジカクシ科 アマドコロ属
分布北海道、本州、(中部地方以北)、九州、朝鮮半島、千島、樺太、シベリア、中国北東部
花期5~6月
特徴

山地や海岸の草地に生える多年草でアマドコロに似ています。

高さ15~30cm。葉は長さ4~7㎝。

花は葉腋から1~2個下垂し花筒は長さ1.5~2cm。

液果は球形で直径8~9㎜、黒紫色に熟します。

和名は小形のアマドコロの意味です。

育て方

外国ではロッケリーによく使われるが、日本では鉢栽培が主流です。

浅鉢を用い、鉢底に礫を敷いてから、マグアンプKを根に触れないように入れ、赤玉土に硬質鹿沼土と軽石を少量混入した培養土で植えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

停滞水を嫌うが水切れが数回重なると葉が黄ばむので、よく日に当てながら潅水を怠らない注意が必要です。

また、夏は半日陰で風通しの良い場所で管理します。

植え替えは10月。

我が家は庭植えと草物盆栽で育てているが、簡単でよく増えます。

ヒメイズイ(姫委蕤)のまとめ

山野草を庭植にしていると、定期的に植え替えが必要なもの、かなり気を使うものなどがありますが、ヒメイズイのように手入れの要らないものがあることはとても嬉しいことですし、毎年元気に春を告げてくれるとても素敵な植物です。

あまり目立ちはしませんが、他の花を引き立ててくれますし、それなりに自己主張もするので好きな野草のひとつになっています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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