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広告 春の花・山野草の育て方

リナリア・アルピナ(Linaria alpina)の育て方|マツバウンラン属のマツバウンランとツタバウンラン属のツタバウンランの特徴

リナリア・アルピナ

リナリア・アルピナ(Linaria alpina)は、ヨーロッパ中・南部の標高1500~4000mの山地の岩場や礫原に自生する高山植物で、丈夫な花ということですが、これは寒冷地に当てはまることで、関東地方の住宅地で元気に育つということではないようです。

多肉植物でとっても可憐な植物で種を播いても1年にもならないうちに花が咲くので、どこでも元気に育つのではないかと勘違いしてしまいますが、冷涼な場所でのことでした。

うかつにも勘違いして枯らしてしまいましたが、こんな可憐な花が写真に残っただけでも嬉しいことです。

下に似ている花のマツバウンラン属のマツバウンランとツタバウンラン属のツタバウンランの特徴を載せています。

上のリナリア・アルピナ(Linaria alpina)は自宅で2005年5月12日に撮影した2004年10月播種の花です。

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リナリア・アルピナ(Linaria alpina)の特徴と育て方

リナリア・アルピナ(Linaria alpina) 2006年6月3日 撮影 栽培品

   
和名リナリア・アルピナ
学名Linaria alpina
科名・属名オオバコ科 ウンラン属
分布ヨーロッパ中・南部の標高1500~4000mの山地の岩場や礫原に自生
花期栽培:5月 自生地:6~8月
特徴

茎は弱々しく、倒れがちだが、銀色の細い葉が美しい。

淡紫色の1㎝ほどの小花が総状につく。5裂の萼を持ち、上唇は直立して2裂し、黄色または白の筋が見られ、下唇は3裂して開きます。

高さは5~20㎝で、群落をつくります。

育て方

種から6ヶ月で開花。

鉢植えの時は、根に触れないように、マグァンプK を元肥として入れます。

日当たりを好むが、高温多湿には弱いので、高山植物と同じような管理が求められます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ロックガーデン植えにしたら翌年から種を飛ばして殖えましたが、関東地方の住宅地のロックガーデンでは、長く持ちこたえることはできませんでした。

リナリア・アルピナ(Linaria alpina)まとめ

リナリア・アルピナ

リナリア・アルピナ(Linaria alpina) 2005年11月30日 撮影 栽培品

リナリア・アルピナ

リナリア・アルピナ(Linaria alpina) 2006年6月3日 撮影 栽培品

植物には適地というものがあり、適地であればとても元気に育つのですが、植え場所が悪いと枯れてしまいます。それはどんなに丈夫な雑草にも当てはまることなので、育てるときはその花の自生地を知らなければならないと共に、どんな場所で育てるかによって育て方が変わってきます。

育て方が書いてある本などを見て同じように育てても育たないのはそのためです。

そんな基本をを視野に入れて、好きな植物を育てようと思っています。


マツバウンラン(松葉海蘭)の特徴

マツバウンラン

マツバウンラン(松葉海蘭) 2005年5月12日 撮影 庭に飛び込んできた


   
和名マツバウンラン(松葉海蘭)
学名Nuttallanthus canadensis
科名・属名オオバコ科 マツバウンラン属
分布北アメリカ原産の帰化植物
花期5~6月
特徴

茎は29cm~50cmの1~越年草

枝に付いた葉はめだたず細く、細くのびた茎の上部に1cm前後の青紫色の花が数個咲きます。

ウンランに花が似ていて、葉っぱが細いからマツバウンランというようです。

近畿以西で広がったようだが、現在は関東地方の住宅地の空き家になっている日当たりの良い草の中に群生しています。

上の花は我が家の庭に生えたものですが、根元が暑いためかいつの間にか消えてしまいました。

帰化植物のように丈夫なものでも好む場所があるようです。

近くの芝生が伸び放題になっている空き地には見事なほどの群生があります。

ツタバウンラン(蔦葉雲蘭)の特徴

ツタバウンラン

ツタバウンラン(蔦葉雲蘭) 2004年5月29日 撮影 日光植物園

   
和名ツタバウンラン(蔦葉雲蘭)
別名ツタガラクサ(蔦唐草)
学名Cymbalaria muralis
科名・属名オオバコ科 ツタバウンラン属
分布南ヨーロッパ原産の帰化植物
花期5~6月
特徴

全体に毛が無く滑らか。茎は地を這い、分岐して節から根を出し、長さ10~40㎝ほどになります。

葉には長い柄があり、掌状に5~7裂します。

白~青紫色の唇形花をつけます。 花径7~8㎜、花色は白色また淡紫色で、暗紫色の筋があります。

近蔓性一年草。

大正初期に観賞用として輸入したものが、野生化したらしい。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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