アネモネ・ネモローサはブナなどの落葉樹林の林床に生え、一面に白い花を咲かせるようです。ハルオコシは欧州産イチリンソウのガクが八重に花弁化した個体ということなので、自然交配、ないしは突然変異によってできた品種と思っても良いのでしょうか。
日本のイチリンソウ属に比べて(ニリンソウは除く)育てやすく、殖えることからかなり出回っているようです。
アネモネ・ネモローサ(ヤブイチゲ)は一重の清楚な花が咲いて素敵な花ですが、現在はあまり出回っていないようです。
上のハルオコシ(Anemone nemorosa 'bractea plena')は自宅で2018年4月6日に撮影したものです。
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ハルオコシ(Anemone nemorosa 'bractea plena')の特徴と育て方
ハルオコシ(Anemone nemorosa 'bractea plena') 2004年5月6日 撮影 栽培品
和名 | ハルオコシ |
学名 | Anemone nemorosa 'bractea plena' |
科名・属名 | キンポウゲ科 イチリンソウ属 |
分布 | ヨーロッパ、アジア北東部 |
花期 | 4~6月 |
特徴 | ブナなどの落葉樹林の林床に生え、開花後に根生葉が出て地下茎でふえます。 また変異が多く、八重咲きなどが多く栽培されています。 イチリンソウやニリンソウなどと良く似ていて、草丈は15センチ位。 5月に入ると、ヨーロッパ、アジア北東部などイチリンソウの仲間のヤブイチゲが疎林、林縁、やや湿った野原一面に白い絨毯を敷詰めたように大群落を作ります。 ハルオコシは欧州産イチリンソウのガクが八重に花弁化した個体で、上の写真のように一株で様々な花が咲きます。 |
育て方 | 半日陰~日向で栽培、夏は葉が枯れて休眠しそのまま越冬します。 植え付けは中深の鉢を使用し、赤玉土4に軽石4腐葉土2などを混ぜた肥沃な用土を用い、マグアンプKなどを植え付け時に根に触れないよう施します。 芽だし前から開花期にかけては日向に置き、水は芽だし時~開花中にかけては多めに与え、休眠中も乾燥させないように注意して与えます。 2~3年に1度、9月中旬~10月中旬に植え替えます。 |
八重咲きイチリンソウ(Anemone nemorosa 'Alba Plena')の育て方
八重咲きイチリンソウ(Anemone nemorosa 'Alba Plena') 2012年5月1日 撮影 栽培品
和名 | 八重咲きイチリンソウ |
別名 | ヤブイチゲ |
学名 | Anemone nemorosa 'bractea plena' |
科名・属名 | キンポウゲ科 イチリンソウ属 |
分布 | ヨーロッパ、アジア北東部 |
花期 | 4~6月 |
特徴 | ブナなどの落葉樹林の林床に生え、開花後に根生葉が出て地下茎でふえます。 また変異が多く、八重咲きなどが多く栽培されています。 イチリンソウやニリンソウなどと良く似ていて、草丈は15センチ位。 5月に入ると、イチリンソウの仲間のヤブイチゲが疎林、林縁、やや湿った野原一面に白い絨毯を敷詰めたように大群落を作ります。 八重咲きイチリンソウは欧州産イチリンソウの八重に花弁化した個体で、流通名は八重咲イチリンソウと言われています。 |
育て方 | 半日陰~日向で栽培、夏は葉が枯れて休眠しそのまま越冬します。 植え付けは中深の鉢を使用し、赤玉土4に軽石4腐葉土2などを混ぜた肥沃な用土を用い、マグアンプKなどを植え付け時に根に触れないよう施します。 芽だし前から開花期にかけては日向に置き、水は芽だし時~開花中にかけては多めに与え、休眠中も乾燥させないように注意して与えます。 2~3年に1度、9月中旬~10月中旬に植え替えます。 |
園芸店で購入したイチリンソウの仲間のような花
不明 2005年5月17日 撮影 栽培品
花をアップにした写真 2005年5月17日 撮影 栽培品
花の名前が分からないまま、葉を見てシロガネソウの中間ではないかと思って購入したものですが、軍配形の花弁がないことから、イチリンソウの中間かと思ったのですが、名前が分かりません。
日本に自生する花の中でもこれと言って似ているものもなく、困っています。
ご存知の方がおりましたら、お教えいただけると嬉しく思います。
アネモネ・ネモローサ(ハルオコシ、八重咲イチリンソウ)
日本のイチリンソウやキクザキイチゲ、アズマイチゲは花をつけにくいことから、アネモネ・ネモローサの変異種や交配種が出回っているようです。
とても可憐で、花付が良いので園芸を楽しんでいる方にとっては、早春に咲くうれしい花になっています。
変り咲きばかりでなく、様々な色の花が出てきているようなので、可憐な花が好きな方にとっては嬉しい品種になるのかもしれません。