
エンゴサクの仲間にも栽培が易しいものと難しいものがありますが、エゾエンゴサクは何度か挑戦しましたが殖やすことまではできませんでした。
同じ仲間のジロボウエンゴサクは自生地があっているために殖えて仕方がないくらいでしたが、休眠期が長くゆったりと夏に移行するような冷涼な自生地の植物は春が短く成長する間もない関東地方では難しいのかもしれません。
種からも育てましたが、花が咲くまでにも行きませんでした。
上のエゾエンゴサク(蝦夷延故索)は、自宅で2003年4月14日に撮影したものです。
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エゾエンゴサク(蝦夷延故索)の特徴と育て方

エゾエンゴサク(蝦夷延故索) 2008年4月14日 撮影 栽培品
和名 | エゾエンゴサク(蝦夷延故索) |
学名 | Corydalis ambigua |
科名・属名 | ケシ科 キケマン属 |
分布 | 北海道、本州の中部地方以北。本州に自生するものは北海道に自生するものと区別され、オトメエンゴサクと呼ぶこともあるようです。 |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 湿った林などに生える多年草。 高さ10~20cm。地中に塊茎があり茎を1個出します。 葉は1~3回3出複葉。小葉は長さ1~3㎝、線形または広線形で変化が多い。 茎頂に青紫色の長さ1.5~2.5cmの筒状花を総状につけます。 和名は蝦夷の地に生えることからつけられたようです。 |
育て方 | 深鉢を使い、ゴロ土の上に、マグアンプK 花後すぐに枯れてしまうので短期間に肥培することが必要で、葉のある間はハイポネックスの液肥を施し、良く日に当て、花後は棚下などで、やや湿っている状態で育てます。 株が元気であれば分球するようですが、まだ生きているのがやっとという状態からぬか出せませんでした。 繁殖は株分け、新鮮な種子からの実生。 |
エゾエンゴサク(蝦夷延故索)のまとめ

エゾエンゴサク(蝦夷延故索) 2006年4月18日 撮影 栽培品

エゾエンゴサク(蝦夷延故索) 2006年4月15日 撮影 栽培品
北海道では春の到来とともに咲き、夏の風が吹き始めるころに休眠に入るということですから、球根を太らせる期間が長いのかもしれません。そんな場所で妖精のような青い花の群生をいつかは見たいと願っています。
関東地方の住宅地の中はすぐに夏が来ますので、育つ期間が短いのでしょう。花を見ることが出来たということだけを心に秘めて、北海道に咲くエゾエンゴサクの群生を想像したいと思っています。