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広告 春の花・山野草の育て方

イワカラクサ(Erinus alpinus)、シロバナイワカラクサの育て方

イワカラクサ

イワカラクサ(Erinus alpinus)はピレネー山脈、ヨーロッパアルプスの高山帯の岩場や草地に生える多年草です。

高山植物ですが、ロックガーデンで零れ種から更新して、30年以上も毎年咲いています。多年草ですが、株のの寿命はさほど長くないようで、毎年零れ種からの苗が育ち大株になっては更新するという感じで山の自生のように咲きます。

白花は10年ほど前に種を播きましたが、それも一緒に咲いています。心持ち白花の方が背丈が高いようです。

上の写真は2017年5月7日に写したもので、白い花はハクロバイです。

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イワカラクサ(Erinus alpinus)の特徴と育て方

イワカラクサ

イワカラクサ(Erinus alpinus) 2007年4月24日 撮影 栽培品

イワカラクサ

イワカラクサ(Erinus alpinus) 2004年4月23日 撮影 栽培品

 
和名イワカラクサ
学名Erinus alpinus
科名・属名オオバコ科 イワカラクサ属 1属1種
分布ピレネー山脈、ヨーロッパアルプスの高山帯の岩場や草地に生える多年草。
花期栽培:4~5月 自生:5~10月
特徴

高さ7~12cm。

茎には毛があり、葉は楕円形でへら形、花序に、筒状の花をつけます。

ロゼットから花径をのばして小さな可憐な花を多数つけます。茎葉は互生します。草丈は10㎝前後。

高山帯の岩場に生えることから砂利の混じった条件の良いところには零れ種で自然に生え、花を咲かせます。

育て方

鉢植えでは、鉢の鉢底にゴロ土を入れ、硬質鹿沼土、蝦夷砂、軽石、日向土などの手に入る混合用土で、根に触れないようにマグァンプK を入れ、水はけ良く植えます。

肥料は夏と冬を除いて月に2~3回液肥をやり大株にすると見ごたえがありますが、株の寿命はあまり長くないようなので、種から更新した方が良いようです。

鉢植えを置いた付近の鉢に種が飛んで芽生えるので、それを拾って鉢上げしても良いようです。

わが家はロックガーデン植えにしているので、零れ種から芽生えた苗で、花の時期は庭のあちこちに咲いてとてもきれいです。

何しろ日光が好きなので、日向で水はけよく育てることが大切で、日当たりが良くないと間延びして花の数が少なくなりますが、真夏の暑さは他の草の陰になるようなところに育つようです。

イワカラクサ(Erinus alpinus)のまとめ

イワカラクサ

イワカラクサ(Erinus alpinus) 2007年4月21日 撮影 栽培品


イワカラクサ(Erinus alpinus)

イワカラクサ(Erinus alpinus) 2006年4月26日 撮影 栽培品 (2005.3 播種)


イワカラクサは花が咲くときは10㎝前後になりますが、それ以外はロゼット状の1~2㎝前後の小さな株なので、他の花を植えていてもその間に自然に育ってくれて、手入れもしないで咲いてくれる素敵な花です。

花時はロックガーデンで、自己主張していますが、それ以外は草のように目立つわけでもなくひっそりと小さなロゼット状の株を守って生きています。

栄養は他の花と一緒に分け合っているようで、ロックガーデンではイワカラクサのために肥料を上げることもありません。

日当たりがよく、高山帯のような砂利場を好むので、そのような場所があれば長年楽しむことが出来る花です。


井頭公園(高山植物館)のシロバナイワカラクサ

シロバナイワカラクサ

イワカラクサ(Erinus alpinus) 2004年12月17日 撮影 井頭公園(高山植物館)

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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