ヨーロッパ、シベリアの湿った牧草地などに自生しているというカッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)は、ロゼットの下葉から多くの花茎を伸ばし花びらが切れ込んだ風情のある花を咲かせます。
わが家は種から育てたので、シロバナも咲き、とても丈夫な花なので、放任状態になっていますが、好きなところに種を零して花を咲かせてくれて10年になります。
山野草にしては草丈が高い方ですが、ロゼット状の葉がしっかりと根を張っているので倒れることがありません。
放任状態で咲いてくれる山野草が殖えてくるにしたがって我が家の庭は野草園のような、野原のような感じになってきています。
上の白花カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)は、自宅で2019年5月6日に撮影した(種から)の花です。
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カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)の特徴と育て方
カッコウセンノウ(カッコウセンノウ) 2006年5月8日 撮影 栽培品(種から)
和名 | カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ) |
学名 | Lychnis flos-cuculi |
科名・属名 | ナデシコ科 センノウ属 |
分布 | ヨーロッパ、シベリア |
花期 | 4~5月 |
特徴 | ヨーロッパ、シベリアの湿った牧草地などに自生しています。 ロゼットの下葉から30~40㎝の花茎を沢山伸ばし、花径2㎝程のピンク色、白色の花を咲かせます。5個の花びらが深く切れ込みます。 茎葉は披針形で、対生になります。 白花品はシロバナカッコウセンノウと言います。 |
育て方 | 庭植えにすると風情があって綺麗だが、鉢植えの場合は、赤玉土に軽石などを混ぜ水はけ良く植えると良い。その時元肥にマグアンプK 中粒を入れます。 暑い地方以外は腐葉土を混ぜると生育が良いようです。 液肥を施し、水はたっぷりやり、しかも多湿にならないようにして、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 暑さ、寒さに強い丈夫な宿根草だが、高温多湿には弱いので、夏は半日陰にんるような場所が好ましいようです。 繁殖は実生も容易で秋に播種しても、翌年には花が見られます。また株分けでも良く増えます。 |
カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)のまとめ
シロバナカッコウセンノウ(白花カッコウセンノウ) 2006年5月8日 撮影 栽培品(種から)
カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)葉 2006年5月20日 撮影 栽培品
カッコウセンノウととても良く似ているが、全体に小さく、繊細な感じの雲南センノウも種から育てましたが、カッコウセンノウほど丈夫でなかったために手入れ不足で枯らしてしまいました。
枯れてしまったものは、いつまでも忘れることが出来ず、今でも心残りに思っていますが、たぶん関東地方の高温多湿に順応できなかったのかもしれません。
手入れも要らないカッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)が自然な庭の彩として楽しませてくれることを大切に思っています。