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カムイビランジの育て方

カムイビランジ

北海道(戸蔦別岳、カムイエクウチカウシ山)の高山帯の岩場に生える多年草です。マンテマ属の高山植物は、カラフトマンテマタカネビランジなど数種類育てていますが、高層湿原に生えるものより岩場に生えるものの方が育てやすいと思います。

カムイビランジも10年以上育てていますが、毎年株分けができるくらいには育っている、お気に入りの花です。

上のカムイビランジは、自宅で2017年5月16日に撮影したものです。

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カムイビランジの特徴と育て方

カムイビランジ

カムイビランジ 2005年5月1日 撮影 栽培品

   
和名カムイビランジ
学名Silene hidaka-alpina
科名・属名ナデシコ科 マンテマ属
分布北海道(戸蔦別岳、カムイエクウチカウシ山)
花期栽培:4~5月 自生地:8月
特徴

高山帯の岩場に生える多年草。

高さは3.5~10㎝。茎葉は長さ1.5~3cm幅3~6㎜。

花弁は淡紅紫色、弁上部は長さ約8㎜で浅く2列します。

茎に曲がった毛、萼筒に短腺毛を散生します。

育て方

富士砂、軽石、の混用に日光砂、硬質鹿沼土を混ぜて植え込みます。その時元肥にマグァンプK を入れます。

粗めの砂が表面にあるほうが生育がよいようです。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

排水よく、少し乾きめにし、日当たりをよくします。多湿と日光不足、風通しが悪いと根腐れ、ネマトーダの害が出やすいので注意します。

植え替えは花後すぐに行い、用土は必ず変えます。その際に、伸びた茎を、1~2対葉をつけて挿します。

カムイビランジのまとめ

カムイビランジ

カムイビランジ 2017年5月16日 撮影 栽培品

高山帯の岩場に生えるマンテマ属の植物は、高温多湿は嫌いますが、高層湿原の高山植物に比べて育てやすいようです。

その中でもカムイビランジは少し難しいようで、年によって成長に差がありますので、真夏の日光の遮光の量を考え、涼しさを確保できるように工夫しなければなりません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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