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コスギニガナの育て方

コスギニガナ

コスギニガナは、キク科 ニガナ属の日本固有種で、鹿児島において、近い将来における絶滅の危険性が高いVUに指定されています。

コスギニガナについて調べましたが、詳しいことがわからなかったので、コスギニガナの新北限産地(米倉浩司)に書いてあるものを参考にさせていただいています。

それによると、ニガナとヤナギニガナの中間的形質で、両者の交雑に起源する無融合生殖種と考えられていると書いてあります。

何も知らずに種をいただいて育てていたものがこのように珍しいものであることに驚いています。

上のコスギニガナは、自宅で2019年5月19日に撮影した種からの初花です。

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コスギニガナの特徴と育て方

コスギニガナ

コスギニガナ 2019年6月28日 撮影 栽培品

 
和名コスギニガナ
学名Ixeridium yakuinsulare
科名・属名キク科 ニガナ属
分布屋久島、九州
花期5月
特徴

コスギニガナはニガナとヤナギニガナ中間的形質で、両者の交雑に起源する無融合生殖種と考えられているようです。

ニガナからは葉が黄緑色で光沢があることと、根出葉の数が多くロゼット状となり、茎葉が線形で細い点を、ヤナギニガナからは葉質が薄く縁に長い毛状鋸歯があり、痩果の冠毛が長く、無融合種子形成を行い花粉粒径が不揃いである点で区別できるといいます。

コスギニガナは長い間屋久島と種子島の固有種と考えられていたようですが、宮崎県からも報告されたということです。

生育地は二次林と住宅地の境にある道路沿いの土手で発見されたようです。

長崎県における発見を考慮すると、本種はむしろ近年になって形成され、風散布により急速に分布を拡大しつつある植物である可能性が高く、今後九州の他の県でもコスギニガナが発見される可能性は十分ありうるとコスギニガナの新北限産地(米倉浩司)に書いてありました。

鹿児島において、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いVUに指定されているというサイトもあり、長崎県、宮崎県でも見られるということですが、情報が少ないために詳しいことはわかりませんでした。

我が家は種をいただいて育てていますが、このような珍しいものであることに驚いています。

育て方

我が家はポリカーボネートの屋根下で管理していましたが、元気に育っています。

赤玉土、鹿沼土、軽石の混合用土で植えています。

ほかの山野草と同じように、水は乾いたらたっぷりやり、肥料もハイポネックスを他の山野草と同じようにやっています。

強い日光には当てずに育てていますが、それ以外の育て方をしていないので、寒さなどにどのくらい強いかはわかっていません。

名前を付けて詳しいことがわからないまま育てていましたが、貴重な花であることを知りましたので、大切に育てようと思っています。

種がよくできるので種から殖やしたいと思っています。

コスギニガナまとめ

いただいた種から育てたもので、貴重な絶滅危惧種のようなので大切に育てようと思っています。

ニガナの仲間なので強い日差しは苦手なのではないかと思います。

その後5年が経過していますがとても丈夫で、半日陰ではこぼれ種でも増えています。

自生地が暖地のようですが、関東地方の我が家でも寒さ対策なしで大丈夫です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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