クモイキンポウゲは、ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)を全体に小さくしたような姿で、とても可憐で素敵な花ですが、詳しいことがわかっていません。
山野草を育てている友人からいただいたものですが、図鑑を調べても、ネットで調べても名前が出てきません。しかし花を見ただけでキンポウゲの中間であることは間違いがありません。どなたかお分かりの方お教えいただけると嬉しいと思います。
このページには同じ仲間の礼文島や大雪山で写したミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)、ヤエミヤマキンポウゲ(八重深山金鳳花)の特徴の他、ウマノアシガタ(馬の脚形)、ハイキンポウゲ(這金鳳花)、キツネノボタン(狐の牡丹)の特徴を載せています。
上のクモイキンポウゲは、自宅で2006年6月15日に撮影したものです。
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クモイキンポウゲの特徴と育て方
クモイキンポウゲ 2005年5月18日 撮影 栽培品
和名 | クモイキンポウゲ |
学名 | Ranunculaceae |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 不明 |
花期 | 5月 |
特徴 | ミヤマキンポウゲより、枝も細く葉も丈も小さく可憐な花が咲きます。 高さ12cm。 クモイキンポウゲという花をいただき、とってもきれいな花が咲くのですが、調べても分かりません。 分かる方がいましたら教えていただけたらと思います。 |
育て方 | 詳しいことが分からないが他の高山植物と同じように、軽石、富士砂、日光砂などを適当に混ぜた用土に硬質鹿沼土を加えて育てています。 元肥にマグァンプK を入れて植えます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥をやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 ロックガーデン植えにしても、枯れないで元気に咲いてくれます。 意外と丈夫で、花も素敵なのですが、名前が分からないのが残念です。 |
クモイキンポウゲ、ミヤマキンポウゲのまとめ
クモイキンポウゲ 2007年5月7日 撮影 栽培品
クモイキンポウゲは、詳細が何もわかっていませんが、ミヤマキンポウゲを全体に小さくしたような可憐でとてもバランスの良いとても素敵な花です。
名前からミヤマキンポウゲより高山性の物のような感じのする花です。ミヤマキンポウゲは八重咲もあるように変種という可能性もあるのでしょうが、何も分からないことから不明と書いておくしかありません。
ミヤマキンポウゲは、大雪山、礼文島、乗鞍岳なので亜高山帯から高山帯で普通に見られるなじみのある花で、光沢のある花が魅力的です。
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)の特徴
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) 2006年8月4日 撮影 月山
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) 2006年7月4日 撮影 礼文島
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)葉 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) |
学名 | Ranunculus acris var. nipponicus |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。日本固有 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の湿った草地に生える多年草。 高さ10~50㎝。茎は1~数個が叢生し、上部で分枝します。 根生葉は数個、長い柄があり、上向きまたは寝た毛がある。葉身は幅2.5~8㎝で3深裂、側裂片はさらに2中裂します。 花は直径1.5~2㎝で花序は集散状、花は数個。 |
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)葉 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) 2004年8月4日 撮影 乗鞍畳平
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)葉 2004年8月4日 撮影 乗鞍畳平
大雪山系黒岳と礼文島のヤエミヤマキンポウゲ(八重深山金鳳花)の特徴
ヤエミヤマキンポウゲ(八重深山金鳳花) 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳
ヤエミヤマキンポウゲ(八重深山金鳳花) 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | ヤエミヤマキンポウゲ(八重深山金鳳花) |
学名 | Ranunculus acris var. nipponicus |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。日本固有 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の湿った草地に生える多年草。 高さ10~50㎝。茎は1~数個が叢生し、上部で分枝します。 根生葉は数個、長い柄があり、上向きまたは寝た毛がある。葉身は幅2.5~8㎝で3深裂、側裂片はさらに2中裂します。 花は直径1.5~2㎝で花序は集散状、花は数個。 八重咲き品はヤエミヤマキンポウゲと呼ばれます。 |
ウマノアシガタ(馬の脚形)の特徴
ウマノアシガタ(馬の脚形) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
ウマノアシガタ(馬の脚形) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
ウマノアシガタ(馬の脚形) 2003年7月18日 撮影 赤城山
和名 | ウマノアシガタ(馬の脚形) |
別名 | キンポウゲ(金鳳花) |
学名 | Ranunculus japonica |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 高さ30~70㎝の多年草。 根生葉は長い柄があり、掌状に3~5裂し、裂片はさらに浅く裂けます。 花は直径1.5~2㎝。花弁は黄色で光沢があります。 和名のウマノアシガタは根生葉を馬のひづめに見立てたといわれるが、あまり似ていない。 別名の金鳳花は花の色に由来し、本来は八重咲きの品種をさしたと言われます。 |
ハイキンポウゲ(這金鳳花)の特徴
ハイキンポウゲ(這金鳳花) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
ハイキンポウゲ(這金鳳花) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ハイキンポウゲ(這金鳳花) |
学名 | Ranunculus repens |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 北半球の冷温帯から亜寒帯に広く分布する |
花期 | 5月~6月 |
特徴 | 関東地方北部以北、北海道の原野の湿り気の多い土地に生える多年草。 茎は長い匍匐枝を出して繁殖します。高さ15~50㎝。 根生葉は柄があり、茎はは無柄。両面にねた毛があります。 花は直径2cmくらいの黄色の花を開く。花弁は5枚を平開。 和名這金鳳花は茎が這うから。 |
キツネノボタン(狐の牡丹)の特徴
キツネノボタン(狐の牡丹) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園
キツネノボタン(狐の牡丹) 2005年9月2日 撮影 三国山
キツネノボタン(狐の牡丹) 2005年9月2日 撮影 三国山
和名 | キツネノボタン(狐の牡丹) |
学名 | Ranunculus puelpaertensis |
科名・属名 | キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 4~7月 |
特徴 | 田の畦や流れのふちなどに多い高さ30~60㎝の多年草。 葉は3出複葉。小葉はさらに3裂するが、ケキツネノボタンより切れ込みが浅く、鋸歯もあまり尖らない。 花は直径1~1.5㎝。 花そう果の先が巻くのが特徴。 |