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広告 春の花・山野草の育て方

オサバグサ(筬葉草)の育て方

オサバグサ

深山の針葉樹林の下に生える、高さ20~30cmの宿根草というオサバグサ(筬葉草)は、中部地方以北が自生地のようです。

いまだに自生地は見たことがありませんが、田代山に登った時にもう少し歩けば自生地があると聞いたのですが、体力がなく見るのをあきらめました。

しかし、その風景はなんとなく浮かんでくるのを不思議に思っています。

シダのような葉に可憐な白い花をつけるオサバグサは妖精のようです。

上のオサバグサ(筬葉草)は自宅で2003年4月15日に撮影した花です。

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オサバグサ(筬葉草)の特徴と育て方

オサバグサ

上のオサバグサ(筬葉草)は自宅で2003年4月15日に撮影した花です。

     
和名オサバグサ(筬葉草)
学名Pteridophyllum racemosum
科名・属名ケシ科 オサバグサ属
分布本州(中部地方以北)
花期5~7月
特徴

深山の針葉樹林の下に生える、高さ20~30cmの宿根草。

長さ5㎜の白色の4弁花を下向きにつけます。

シダのように切れ込んだ葉に、純白の小さな花を付ける姿は繊細でとても素敵です。

自生地は見たことがありませんが、シダのような葉に咲いた白い花は、それまで見た花にはない不思議な雰囲気がありました。

育て方

夏の高温と強い光線に弱く、冬の乾燥にも傷みやすい。

中深鉢を使い底にゴロ石を入れて軽石、桐生砂、硬質鹿沼土などの混合用土に植えています。

植えるときに、根に触れないように、マグァンプK などの緩行性肥料を入れます。

地上部と根茎の接する部分が病菌に弱いので、根茎は浅く植えます。

植え替えは3月頃と秋が適期です。我が家はどちらの季節も植え替えて見て、その後の状態が良い方にしています。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

朝日が明るいくらいの日陰の涼しい場所でで管理し、梅雨から秋までは雨に当てないようにし、冬は地下フレームに入れます。

植え替えの際に株が自然に分かれるようになったら、株分が出来ます。

宮城県に住んでいた時には北玄関で、涼しかったようで長年元気に花を咲かせていました。

そんなことから栃木県の住宅地に越してきて、何気なく購入してそれほど気を遣わないで育てたところ、数年で枯れてしまいました。

考えて育てれば育つような気もしますが、枯らしてしまったことから、もう一度育てる勇気をなくしています。

オサバグサ(筬葉草)のまとめ

置き場所と少しの心遣いで、育つことも育たないこともあるのを、土地を変えて育てていることから痛感することが多い日々です。

種を播けば数本は芽生えるので、いろいろと工夫ができるのですが、現在は種の入手が困難になっていますし、育てている品種が多すぎるので、気持ちのようにはいかないのが現状です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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