フランスからハンガリーの山地に自生する多年草で元々は高山に咲く山野草を、交配した園芸品種で英国の産業革命とともに発展した伝統を持ち、英国らしい格式高い美しさを備えています。
オーリキュラ(auricula)は、ヨーロッパアルプスの高山の草原に生えるプリムラ・アウリキュラ(Primula auricula)をベースに、プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)など、同系統のプリムラを交配してつくられた園芸品種の名前で、プリムラ・プベスケンス(Primula × pubescens)と呼ばれる交配種です。
プリムラ・プベスケンスの中で、ある一定の条件を満たしたものだけが、プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)と呼ばれるということです。
葉は肉質で厚く、原種は散房花序に細めの黄色い花が咲きます。
上のプリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)は自宅で2007年5月7日に撮影した花です。
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プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)の特徴と育て方
和名 | アツバサクラソウ |
別名 | プリムラ・オーリキュラ |
学名 | Primula auricula |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | フランスからハンガリーの山地、プリムラ・オーリキュラは交配選別花 |
花期 | 4~6月 |
特徴 | フランスからハンガリーの山地に自生する多年草で元々は高山に咲く山野草を、交配した園芸品種で英国の産業革命とともに発展した伝統を持ち、英国らしい格式高い美しさを備えています。 オーリキュラ(auricula)」は、ヨーロッパアルプスの高山の草原に生えるプリムラ・アウリキュラ(Primula auricula)をベースに、プリムラ・ヒルスタ(P. hirsuta)など、同系統のプリムラを交配してつくられた園芸品種の名前で、広義ではプリムラ・プベスケンス(P. × pubescens)と呼ばれる交配種です。 プリムラ・プベスケンスの中で、ある一定の条件を満たしたものだけが「オーリキュラ」と呼ばれるということです。 葉は肉質で厚く、原種は散房花序に細めの黄色い花が咲きます。 |
育て方 | 日向土、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの手に入るものの混合用土にマグァンプK を入れて植えます。 あまり乾燥させないほうが良いようなので、春と秋は乾いたら灌水し、夏は乾燥気味にしています。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 春と秋は午前中の日に当て、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下で、夏は寒冷紗をかけ涼しくなるように工夫します。 園芸品種ですが、山野草のプリムラと同じように栽培すれば、さほど難しくなく、株分けで殖やすことができます。 根がつまるので、株分けを兼ねて花後に植え替えると夏越が楽になるようです。 |
プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)のまとめ
プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula) 2007年5月10日 撮影 栽培品
プリムラ・アウリキュラ(Primula auricula)をベースに、プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)など、同系統のプリムラを交配してつくられた園芸品種はプリムラ・プベスケンスと呼ばれ、その中から一定条件を満たしたものだけが、プリムラ・オーリキュラと呼ばれるようです。
そのようなことから、プリムラ・オーリキュラには育てやすいものも、育てにくいものも交じっているようですが、品格のある花が選ばれているようです。
わが家は、さまざまな色のプリムラ・プベスケンスを育てましたが、プリムラ・プベスケンスの方が育てるのが楽なものが多いようです。