
プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata)はブータン~中国南西部(中国へのヒマラヤ山脈)の3000~4500mの高層湿原で見られるようです。また、プリムラ・ムンロイ(Primula munroi)と同義語と書いてあるのも見かけるので、難しい位置つけになっているようです。
2006年3月に播種した苗から2007年4月に花が咲きましたが、花後の株は暑い夏は越すことが出来ませんでした。
上のプリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata)は自宅で2007年4月17日に撮影した2006年3月に播種した苗からの花です。
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プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata)の特徴と育て方

プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata) 2007年4月15日 撮影 栽培品 2006年3月播種

プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata) 2007年4月21日 撮影 栽培品
和名 | プリムラ・インボルクラータ |
学名 | Primula involucrata(同義語: Primula munroi ) |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | ブータン~中国南西部(中国へのヒマラヤ山脈) |
花期 | 4~6月 |
特徴 | 3000~4500mの高層湿原に自生します。 洗い流されるような湿った草原で豊富に育ちます。 また半日陰の森林地帯でも自生しています。 プリムラ・ムンロイ(Primula munroi)と同義語などと書いてあるものもあり、かなり難しい植物のようです。 10~30cmの細長い茎の上に、2~6個の花の弛緩した傘の中に、白または薄紫色を帯びた、頷いた花がさき、花は1.2~2cm、紫色のチューブは1~1.5cmです。 花弁は浅く刻まれています。 根生葉は艶がある楕円形で柄が長い。 |
育て方 | 日向土、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの手に入るものの混合用土にマグァンプK を入れて植えます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をし、春と秋は午前中の日に当て、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下で、夏は寒冷紗をかけ涼しくなるように工夫しました。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。 2006年3月播種、2007年の4月に夏を越して、2本咲きました。 幼苗で1年を越し株が弱ることなく花が咲いたので、次の年の花も期待したのですが無理でした。 やはり高層湿原のプリムラは夏越が難しいようです。 |
プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata)のまとめ

プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata) 2007年4月15日 撮影 栽培品
プリムラ・インボルクラータ(Primula involucrata)の文献はあまりありませんでしたが、プリムラ・ムンロイ(Primula munroi)と同じものと書いてあるものもあり、プリムラ・ムンロイ(Primula munroi)の白い花の群生は写真で見ることが出来ました。