
レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)は宮城県に住んでいた時には元気に育っていましたが、関東地方の住宅地では長く育つことが出来ませんでした。
礼文島に行った時に自生の花を見てきましたが、なぜレブンウスユキソウが育たないのかはわかりませんでした。
ハヤチネウスユキソウもかなり過酷な自生地でしたが、育てることが出来ているからです。
上のレブンウスユキソウ(礼文薄雪草)は、自宅で2007年4月6日 撮影したものです。
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レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)の特徴と育て方

レブンウスユキソウ(礼文薄雪草) 2007年3月26日 撮影 栽培品
和名 | レブンウスユキソウ(礼文薄雪草) |
別名 | エゾウスユキソウ |
学名 | Leontopodium discolor |
科名・属名 | キク科 ウスユキソウ属 |
分布 | 北海道(礼文島、藻琴山、二ペソツ山、釧路昆布森)。日本固有 |
花期 | 自生地:6~8月 栽培品:4月 |
特徴 | 高山帯の乾いた草地に生える多年草。 高さ10~25㎝。 茎葉は10数個、長さ3~4.5㎝、基部はしだいに細くなって茎を抱きます。 頭花は5~22個が密生するが時に花柄がつく。 |
育て方 | 大粒の礫を多用し、出来るだけ排水よく植え付けます。 鉢底にゴロ土を入れ、根に触れないようにマグアンプKを入れ、軽石、日向土などの石系の用土に日光砂や鹿沼土を主にした混合用土に植えています。山野草用培養土も使いやすいようです。 真夏と冬をを除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。 花が咲き終わったら必ず植え替えるのがコツで、枯葉を取り除き、根を短く切り詰め2、3芽に株分け、必ず新しい用土で植え替えます。 根が切れてしまったものは、株の外側の葉を取り除き、これを砂床に挿せば根付きます。 関東地方の住宅地の我が家では、春は良く日に当て、花後の植え替え後は風通しの良いポリカーボネートの波板の屋根下に置き、真夏は寒冷紗をしています。 ハヤチネウスユキソウ、チシマウスユキソウは30年以上このような栽培法で殖えながら育っていますが、レブンウスユキソウは猛暑の夏に弱って枯れてしまいました。 |
礼文島で写したレブンウスユキソウ(礼文薄雪草)

レブンウスユキソウ(礼文薄雪草) 2006年7月5日 撮影 礼文島

レブンウスユキソウ(礼文薄雪草) 2006年7月5日 撮影 礼文島
海岸沿いの桃岩遊歩道から礼文林道に入り少し登っていくとレブンウスユキソウの群生地になります。丁度花の季節だったようできれいな花に出会うことが出来ました。
私が育てていた花と同じような花が咲いていて、間違いでないことを確認できました。
自生地を見ないで育てている花の自生の花を見ることが出来るのは嬉しいことです。
レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)のまとめ
礼文島で自生の礼文ウスユキソウを見てきて、この先もずっと育つものと思っていたのですが、猛暑の夏にかれてしまいました。
レブンウスユキソウは大好き花だったのでとても心残りでした。
なぜ育たないのか分からないままに、猛暑の夏に急に弱ってかれてしまうものがあるのをとても寂しく思います。