スポンサーリンク

広告 春の花・山野草の育て方

ルイヨウボタン(類葉牡丹)の育て方

ルイヨウボタン

ルイヨウボタン(類葉牡丹)は、北海道、本州、四国、九州に分布する、高さ30~70㎝の山地の林内に生える多年草です。

草丈の大きさに比べて花茎1㎝の黄緑色の花ですのでかなり地味ですが、それが魅力の野草です。

葉がボタンに似ていることからついた名前ですが、名前に負けない格調の高い野草で、茶花にとてもに合いそうです。

上のルイヨウボタン(類葉牡丹)は自宅で2010年5月28日に撮影した花です。

スポンサーリンク

ルイヨウボタン(類葉牡丹)の特徴と育て方

ルイヨウボタン

ルイヨウボタン 2018年3月31日 撮影

     
和名ルイヨウボタン(類葉牡丹)
学名Caulophyllum robustum
科名・属名メギ科 ルイヨウボタン属
分布北海道、本州、四国、九州
花期5~7月
特徴

高さ30~70㎝の山地の林内に生える多年草。

葉が牡丹に似ています。

葉は茎に上部の2か所ににつきます。下の葉は3回3出複葉。小葉は卵形~長楕円形。長さ4~8㎝で、2~3裂します。縁は全縁。頂小葉は有柄。

茎頂に集散花序をだし、黄緑色で直径約1㎝の花をつけます。

種子は裸出し藍色で直径8㎜。

育て方

大きい鉢を用い、鉢底にゴロ石を入れ、桐生土、赤玉土に腐葉土を少量混入した用土を用い、古い根をきれいに取り除いて植えます。

植え替えは3月か11月。元肥として、マグアンプK 中粒と大粒を根に触れないように入れます。

春先に化成肥料や油かすなどの有機肥料を置き肥します。

水は秋から春までは朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるようにします。

わが家は東側にポリカーボネートの波板の屋根をかけて、寒冷紗を調節できるように張ってあるので、春はと秋は明るく、夏は寒冷紗をかけて涼しくするようにしています。

冬はまわりを囲って風をよけ、夏は南北を開け、東側も風が通るようにして少しでも涼しさを確保しようと工夫しています。

ここは日陰を好み、夏の高温に弱い植物を主にに置いています。特に地面に近いところにルイヨウボタンは置いています。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ルイヨウボタン(類葉牡丹)のまとめ

育てている方からいただいた苗からの花で、写真は見ていたものの実際に見たのは初めてで、一目で気にいりました。

山地の林内に生える植物なので、暑さには弱いのでいかに涼しく育てるかが問題になります。夏に葉が枯れないように棚下の風通しの良い場所に置き、元気な株にしようと思っています。

冬は休眠に入っていますので、早春に置き肥をして元気な株に立派な花茎を出すことが出来るように工夫していますが、まだ思いどうりにはいっていません。

関連記事(一部広告を含む)

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

スポンサーリンク

-春の花・山野草の育て方
-