西洋オダマキ(Aquilegia cv. ‘Blue Barlow’)
西洋オダマキとは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリス(Aquilegia valgaris)と北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようですが、オダマキは交配しやすいので、いろいろな品種を植えていると、植えたことのない花も咲くようになります。
わが家もフウリンオダマキの種を播いて、最初の頃は距のない花が咲いていたのですが、いつの間にかすべての株で距が出てしまいました。
その他はそれほど交配していないようですが、ヤマオダマキが庭に野放しになていることから、交配したのではないかと思っています。
上の西洋オダマキ(Aquilegia cv. ‘Blue Barlow’)は、自宅で2005年5月15日に撮影したものです。
スポンサーリンク
西洋オダマキの特徴と育て方
西洋オダマキ 2017年5月1日 撮影 栽培品(種から)
アクイレギア タワーライトホワイト (Aquilegia vulgaris var. flore-pleno 'Tower White') 2006年5月17日 撮影 栽培品(種から)
和名 | 西洋オダマキ |
学名 | Aquilegia |
科名・属名 | キンポウゲ科 オダマキ属 |
分布 | 交配種(園芸品種) |
花期 | 5月 |
特徴 | ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリス(Aquilegia valgaris)と北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようです。 耐寒性がある多年草で、根出葉は、3出複葉を2回繰り返しています。花は、咲き始めは下向きです。 花色は、原種は青~紫ですが、種間交雑の結果、桃、赤、白等の園芸品種も育成されています。 距がない一重、八重咲きとなるオダマキもあります。 |
育て方 | 西洋オダマキも原種も栽培の環境や方法は同じようでよく、水は表面が乾いたらやり、午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で管理します。 鹿沼土、赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植え、庭植の場合は20㎝ほど掘り起こし、腐葉土を混ぜた用土を増し土するとよいようです。 植え替えは、3月か9月中旬~10月頃が適期です。鉢から抜いた株は長く伸びすぎた細い根は切り、太い根は根を傷つけないようにして植え替えます。 オダマキは多年草ですが、株が3~4年が過ぎるとよわってきますので、種からの更新は欠かせません。 購入した種か採取した種を播くことになりますが、栽培しているものの種を播くときは採り播きが発芽率が良いようです。 購入した種を播くときは1晩水につけて播きます。アクイレギアの種は発芽率は良い方です。 |
クロバナオダマキ(Aquilegia viridiflora 'Chocolate Soldier')の特徴と育て方
クロバナオダマキ(Aquilegia viridiflora 'Chocolate Soldier') 2012年4月27日 撮影 栽培品(種から)
クロバナオダマキ(Aquilegia viridiflora 'Chocolate Soldier') 2007年5月2日 撮影 栽培品(種から)
クロバナオダマキ(Aquilegia viridiflora 'Chocolate Soldier') 2006年4月27日 撮影 栽培品(種から)
和名 | クロバナオダマキ |
学名 | Aquilegia viridiflora 'Chocolate Soldier' |
科名・属名 | キンポウゲ科 オダマキ属 |
分布 | 交配種(園芸品種) |
花期 | 5~10月(不定期) |
特徴 | 草丈約15cm位。 わが家で栽培している中では草丈に比べて葉は小形で多花性で、他のオダマキに比べて育てにくかったように思います。 そのため大好きなオダマキでしたが、絶えてしまいました。 |
日光植物園で写したアクイレギア・クレマチフローラ(Aquilegia clematiflora)の特徴
アクイレギア・クレマチフローラ(Aquilegia clematiflora) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
距のないオダマキのような花に日光植物園で出会って、写真を写してきましたが、野草園で始めて見た花に、どこお花なのだろうと思っていました。
植物園ですので、名札はついていて名前は分かったのですが、その当時は調べようがなく、それが交配種であり園芸品種だとわかった時にアクイレギアの園芸品種の多様さに驚きました。
西洋オダマキ(Aquilegia )のまとめ
西洋オダマキ 2006年5月17日 撮影 栽培品
西洋オダマキ 2006年5月17日 撮影 栽培品
わが家で育てたことのある西洋オダマキだけでも上の写真のように多彩ですので、出回っているオダマキの園芸品種はどのくらいあるのだろうかと思っています。
種から育てたものが主ですが、オダマキは種もできやすいし、芽生えやすいので栽培が容易に出来いるのが魅力ですし、花の多様性があることから好んでオダマキを栽培している方も多いようです。
わが家は原種を主に育てていますが、縁があって種をいただいたり、苗をいただいたり、気に入った花を購入したりしますので、園芸品種を育てることもかなりあります。
最近は、ロックガーデンに植えるために丈夫な品種を選ぶことも多く、交配種なども植えています。