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コバノタツナミ(小葉の立波)の育て方|仲間のトウゴクシソバタツナミの特徴

コバノタツナミ(小葉の立波)

タツナミソウの仲間には多くの種があり、分類が難しい植物として知られているようですが、栽培されているものの多くが、コバノタツナミ(小葉の立波)ということで、庭に生えているものは特徴などからコバノタツナミとしました。

学者の間でも意見が分かれているということで、図鑑によって違っているということですが、日光植物園で写したものは、山溪ハンディ図鑑2 「山に咲く花」を参考にして、トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)として載せています。

また、三毳東口の返り咲きのコバノタツナミ(小葉の立波)に白花、青花、紫花と色違いのコバノタツナミ(小葉の立波)が咲いていたので写真を載せています。

上のコバノタツナミ(小葉の立波)は自宅で2004年4月28日に撮影した花です。

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コバノタツナミ(小葉の立波)の特徴と育て方

コバノタツナミ(小葉の立波)

コバノタツナミ(小葉の立波) 2004年4月28日 撮影 栽培品

     
和名コバノタツナミ(小葉の立波)
別名ビロードタツナミ
学名Scutellaria indica var. parvifolia
科名・属名シソ科 タツナミソウ属
分布本州、四国、九州、アジア東部、南部
花期5~6月
特徴

タツナミソウの仲間には多くの種があり、分類が難しい植物として知られていて、学者によって見解が異ななるため図鑑によって違っていることがあるようです。

栽培されているものの多くが、コバノタツナミ(小葉の立波)ということで、庭に生えているものが特徴からコバノタツナミのようでした。

山野の林縁や丘陵地の日当たりのよい所に生える、高さ20~40cmの多年草。

茎は赤みを帯び白色の粗い開出毛が多い。葉は数対が対生し、長さ、幅とも1~2.5cmの広卵形で先は丸みを帯び、基部は心形。ふちに鈍い鋸歯があります。

茎の先に長さ3~8cmの花穂を出し、1方向にかたよって花をつけます。

花の色は青紫色または淡紅紫色、まれに白色のものもあります。

花冠は約2cmの唇形で、筒部が長く、基部で急に曲がって直立します。上唇はかぶと状に膨らみ、下唇は3裂し、内側に紫色の斑点があります。

萼は唇形で上唇の背に丸いふくらみがある。花が終わると萼は長くなって口を閉じます。

中の果実が成熟すると上唇が散って、4個の分果が落ちやすいようになります。

和名は、花が片側を向いて咲く様子を、泡だって寄せてくる波に見立てたもの。

育て方

用土は特に選ばないが水はけの良い用土を主体に植えつけます。

水は控えめにし、日当たりと風通しのよい所に置き、冬は乾燥させないようにしますが、タツナミソウは丈夫なので、枯れることはないと思います。

それよりは、種が飛んでどこにでも芽生えるので、庭はもちろん、鉢の中にも生えて草よりも取るのが大変です。

地植えにする時は、種からばかりでなく、地下茎からも蔓延るので、場所を選んで植えたほうが良いようです。

三毳東口の返り咲きのコバノタツナミ(小葉の立波)

コバノタツナミ

コバノタツナミ(小葉の立波) 2003年11月23日 撮影 三毳東口

コバノタツナミ

コバノタツナミ(小葉の立波) 2003年11月23日 撮影 三毳東口

コバノタツナミ

コバノタツナミ(小葉の立波) 2003年11月23日 撮影 三毳東口

コバノタツナミ(小葉の立波)のまとめ

コバノタツナミはとっても可憐な花ですが、丈夫で殖えすぎるくらいなので、手入れをしないで可憐な花を楽しみたい方にとってはとても良い花だと思います。

寄せ植えに入れれば花がきれいなうえに、丈が低いのでねじめにとても良いと思います。

わが家はロックガーデンが狭いので、他の花の根元に種が飛んで抜くのが大変になるのが一番困るので、小苗のうちに抜くようにしていますが、繁殖力が強くて手入れの方が追い付きません。

植えなければよかったと思う植物が数種類ありますが、その中のひとつになっています。

トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)の特徴

山溪ハンディ図鑑2 「山に咲く花」より

トウゴクシソバタツナミ

トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪) 2004年5月29日 撮影 日光植物園

トウゴクシソバタツナミ

トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

   
和名トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)
学名Scutellaria abbreviata
科名・属名シソ科 タツナミソウ属
分布本州(中部地方以北)
花期5月~7月
特徴

茎は高さ5~30cm、開出する白毛が多い。

葉は卵形または長卵形で、裏面はしばしば紫色を帯び、やや厚みがあります。

開出毛の多い、長さ2~5cmの花序に唇形花をつけます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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