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チョウジソウ(丁字草)の育て方

チョウジソウ(丁字草)は本州、九州の川のそばなどのやや湿った草地に生える高さ40~80cmの多年草ですが、乱獲か河川工事などの環境変化が大きいためかは分かりませんが絶滅危惧種になっているようです。

私は種から育てましたが、殖やすことが、容易な植物なので、出回っていることから入手は比較的容易なようです。

海外原産のヤナギバチョウジソウ (A. tabernaemontana) やホソバチョウジソウ (A. angustifolia)などがありかなり大型になるので、好みのものを育てた方が良いようです 。

下に花之江の郷で写したチョウジソウ(丁字草)も載せています。

上のチョウジソウ(丁字草)は自宅で2018年4月28日に撮影した2003年1月播種の花です。 花です。

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チョウジソウ(丁字草)の特徴と育て方

チョウジソウ

チョウジソウ(丁字草) 2005年5月18日 撮影 栽培品

     
和名チョウジソウ(丁字草)
学名Amsonia elliptica
科名・属名キョウチクトウ科 チョウジソウ属
分布本州、九州
花期5~6月
特徴

川のそばなどのやや湿った草地に生える高さ40~80cmの多年草。

葉は普通互生し、長さ6~10cm、幅1~2cmの披針形で先端は鋭く尖ります。

茎の先に淡青紫色の花を集散状につけます。

花冠は直径約1.3cmの高杯形で、上部は5裂して平開します。

果実は袋果で円柱状。

育て方

開花期までは日当りよく、夏の間だけ半日陰となる場所が適します。

腐植質土を好み、乾燥がちの場所では株が増えにくいので、排水よくしかも保水性のある土を数種配合し3~5割の腐葉土を加えて植え込みます。

鉢植えは、植え付け時に、マグァンプK を入れて植えます。

肥料は早春と秋に置き肥し、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやります。

1株の寿命は短いので、株分け、実生、茎挿し、などで毎年株を更新した方がよい。

株分けは10月、実生は春、茎ざしは6月。

わが家は庭植ですが、庭植の場合も3~4年に1度は株分けを兼ねて植え替えます。

チョウジソウ(丁字草)まとめ

チョウジソウ

チョウジソウ(丁字草) 2014年4月28日 撮影 栽培品

チョウジソウは花の後に大きな鞘に大きな種が出来るので、種を分けてあげたり、家で種を播いたりしています。わが家は庭植で育てているので、零れ種から芽生えた小さな苗を見ることがあります。

播種、株分け、挿し芽と増殖が容易なので、長いこと株を維持することが出来、好きな方に育ててもらうことが出来る素敵な色で可憐な花です。

草取り、植え替えと一番忙しい時期に咲く花ですが、種をあげた方から初花が咲いたとの連絡が入ることもあり、嬉しい季節でもあります。

花之江の郷のチョウジソウ(丁字草)

チョウジソウ

チョウジソウ(丁字草) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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