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エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)の育て方

エゾノコギリソウ

エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)は、北海道、本州(中部地方以北)の草原や海岸近くの草原に生える多年草です。

寒冷地が自生地なので、水はけのよい用土で夏は涼しく育てることが大切です。

園芸品種の西洋ノコギリソウは丈夫で育てやすい品種が多いですが、野生のノコギリソウの仲間は、暑い地方では涼しく育てることが大切です。

エゾノコギリソウの仲間のノコギリソウキタノコギリソウヤマノコギリソウセイヨウノコギリソウを他のページに載せています。

上のエゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)は、自宅で2004年7月6日に撮影した花です。

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エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)の特徴と育て方

エゾノコギリソウ

エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草) 2006年7月23日 撮影 栽培品

           
和名エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)
学名Achillea ptarmica ssp. macrocephala
科名・属名キク科 ノコギリソウ属
分布北海道、本州(中部地方以北)
花期7~9月
特徴

茎は高さ10~85cm。北地の草原や海岸近くの草原に生える多年草。

葉は長楕円形で長さ3~7cm、細かい鋸歯があり、基部はなかば茎を抱きます。

頭花の舌状花は2列にならび12~19個。総苞は半球形で長さ5㎜ほど、密に綿毛があります。

育て方

中深鉢を使い底にゴロ石を入れて軽石、桐生砂、硬質鹿沼土などの混合用土で水はけよく植えます。

植えるときに、根に触れないように、マグァンプK などの緩行性肥料を入れます。

植え替えは2月末~3月頃と秋が適期です。我が家はどちらの季節も植え替えて見て、その後の状態が良い方にしています。

春に置き肥して真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

北地の草原などに生える植物なので、日当たりを良く育てますが、真夏は風通しの良い半日陰に移し涼しく管理します。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

植え替え時の株分け、挿し芽などで殖やします。

エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)まとめ

エゾノコギリソウ

エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草) 2006年7月23日 撮影 栽培品

エゾノコギリソウは北の寒冷地に自生しているので、春と秋は日に当て、暑い地方(我が家は関東地方の住宅地)では風通しの良いところで涼しく育てる必要があります。

株分け、挿し芽などで殖やせるので、増殖を心がけて置いた方が良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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