ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱)は、北海道のアポイ岳、日高幌満岳、太平山の亜高山帯の~高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に生える多年草で、日本固有種です。
高山植物ですが、とても丈夫で、草丈が10~20㎝と小型でピンクの可憐な花を咲かせます。
石灰岩地に生える多年草であることから、草木灰汁などを時々与えます。
上のヒメエゾネギ(姫蝦夷葱)は、自宅で2006年5月26日に撮影した花です。
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ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱)の特徴と育て方
ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱) 2006年5月24日 撮影 栽培品
和名 | ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱) |
学名 | Allium schoenoprasum var. yezomonticola |
科名・属名 | ヒガンバナ科 ネギ属 |
分布 | 北海道のアポイ岳、日高幌満岳、太平山 日本固有 |
花期 | 自生地:7~8月 |
特徴 | 亜高山帯の~高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に生える多年草。 草丈が10~20㎝。葉は円筒形、直径1.5~2㎜。 茎も葉も中空の筒形で葉は茎よりも短い。 花は淡いピンク。花被片は長さ6~8㎜。雄蕊は花被片より短い。 |
育て方 | 硬質赤玉土、桐生砂、富士砂を等量に混合した用土に植え、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植込み、草木灰汁などを時々与えます。 普通に水をやるが、夏の潅水過剰に注意し、日当たり良く育てます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下に置き、水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 真夏は寒冷紗で涼しくなるように調節します。 高山植物ですが、比較的丈夫で育て安てやすく、株は良く殖えて球根が分かれるので、晩秋の植え替えの際に株分けします。 夏は半日陰になるロックガーデンにも植えていますが、こちらも元気に育っています。 |
ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱)まとめ
ヒメエゾネギ(姫蝦夷葱) 2015年5月24日 撮影 栽培品
日当たりで育て、夏は半日陰で涼しく管理します。
石灰岩地に生えることから、少量の苦土石灰か、草木灰汁を施します。