ダルマヒオウギ(達磨檜扇)は、ヒオウギの変種で、葉の幅が広く全体的に寸の詰まった草姿をしています。
ヒオウギはアヤメ科 ヒオウギ属で、日本、朝鮮半島、中国、台湾、インド北部に分布しているようですが、主に栽培されているのはヒオウギの変種であるダルマヒオウギのようです。
耐寒性や耐暑性も強く、日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。
私が幼かったころにも家にヒオウギの花が咲いていたのを覚えているので、日本では好まれて栽培されていた花のようです。
上のダルマヒオウギ(達磨檜扇)は、2017年8月1日に自宅で撮影したものです。
スポンサーリンク
ダルマヒオウギ(達磨檜扇)の特徴と育て方
ダルマヒオウギ(達磨檜扇)葉 2017年8月1日 撮影 栽培品
和名 | ダルマヒオウギ(達磨檜扇) |
学名 | Belamcanda chinensis var. cruenta |
科名・属名 | アヤメ科 ヒオウギ属(ベラムカンダ属) |
分布 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、インド北部 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | ヒオウギ(達磨檜扇)は、日本にも自生しているやや大型の夏咲き宿根草です。 ダルマヒオウギはヒオウギの変種で、葉の幅が広く全体的に寸の詰まった草姿をしています。 主に栽培されているのは、ヒオウギの変種のダルマヒオウギで、草丈が低く、茎葉が反り返るように湾曲する生け花向きのものなど、いくつかの品種や系統があります。 ダルマヒオウギの花は3cmくらいで、花色は赤に近いオレンジ、オレンジ、黄色などがあります。花は一日花ですが、次々と咲き続けます。。 花後に袋状の大きなさやができ、熟すと割れて、中から5mmくらいの黒い種が出てきます。種ははしばらく落ちずに残るため、花材として利用されています。 ヒオウギは漢字で檜扇と書き、葉が扇を開いたように広がるのでこの名前があります。 |
育て方 | 耐寒性や耐暑性も強く、日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。 やや湿り気のあるところを好みますが、過湿にすると枯れることがあるので、地植えでは用土によっては腐葉土や軽石などを入れて水はけよく植えると良いようです。 庭植えは、春と秋に、株のまわりに緩効性肥料を施しますが、鉢植えは、4月から7月と10月ごろに、月1回置き肥をするか、液体肥料を月3回くらい施しますが、少な目で良いようです。 庭植えは、株が混み合うまでは、植えっぱなしでよく、鉢植えは根詰まりするので、2~3年ごとに古い土を落とし、根をほぐして植え直します。 殖やすには秋に3株くらいに割って植えます。わが家は実生で育てましたが実生でも簡単に育ちます。 |
ダルマヒオウギ(達磨檜扇)のまとめ
耐寒性や耐暑性も強く、日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。
庭植えは、株が混み合うまでは、植えっぱなしでよく、鉢植えは根詰まりするので、2~3年ごとに古い土を落とし、根をほぐして植え直します。
過湿にすると枯れることがあるので、地植えでは用土によっては腐葉土や軽石などを入れて水はけよく植えると良いようです。