キンミズヒキ(金水引)は、バラ科・キンミズヒキ属で、全国の道ばたや草地に生える多年草で高さ30~80cm、全体に毛が多いのが特徴です。
細長い黄色の花序をタデ科のミズヒキにたとえたものです。斑入りキンミズヒキを栽培していますが、育てやすく、ほとんど零れ種から生えてくるのを育てている感じです
斑がきれいなので、草物盆栽に寄せて使っていますが、植え替えなしで元気に育ちます。
仲間のヒメキンミズヒキ(姫金水引)は、山地の谷沿いなどに生える高さ40~80cmの多年草で、キンミズヒキより全体に細めで、花も小さくまばらにつきます。
上のキンミズヒキ(金水引)は2014年8月2日に自宅でで撮影したものです。
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斑入りキンミズヒキ(金水引)の特徴と育て方
斑入りキンミズヒキ(金水引) 2014年8月2日 撮影 自宅
和名 | キンミズヒキ(金水引) |
学名 | Agrimonia pilosa var. japonica |
科名・属名 | バラ科 キンミズヒキ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7~10月 |
特徴 | 道ばたや草地に生える多年草。高さ30~80cm。全体に毛が多い。 葉は奇数羽状複葉、小葉は5~9個で大小があり、裏面に腺点があります。 花は黄色で直径0.7~1cm。萼筒がよく発達し、萼片は5個。萼筒の縁にはカギ状の刺が多数あります。 細長い花序をタデ科のミズヒキにたとえたもの。 |
育て方 | 斑入りのキンミズヒキを育てていますが、日当たりを好むようで零れ種であちこちに生えていますが、殖えすぎるというほどでもないのは好む場所があるようです。 半日くらい日が当たり、あまり乾燥しないようなところが良いようです。 時々斑が抜けたものが出てくるので、それらは抜いて、斑入りだけを残しています。 肥料は春と秋に置き肥します。 草物盆栽に寄せて使うことが多いので、用土は桐生砂、硬質赤玉土と鹿沼土の混合用土を使い、植えるときに大粒のマグァンプK などの緩行性肥料を入れています。 花も素敵ですが、斑入りの葉がとてもきれいです。 斑入りも種から育てましたが、種から斑入りが出ています。 |
仙人ヶ岳、裏磐梯、八溝山のキンミズヒキ(金水引)
キンミズヒキ(金水引) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
キンミズヒキ(金水引) 2007年8月5日 撮影 裏磐梯
キンミズヒキ(金水引) 2003年9月30日 撮影 八溝山
ヒメキンミズヒキ(姫金水引)の特徴
ヒメキンミズヒキ(姫金水引) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳
ヒメキンミズヒキ(姫金水引) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | ヒメキンミズヒキ(姫金水引) |
学名 | Agrimonia nipponica |
科名・属名 | バラ科 キンミズヒキ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 山地の谷沿いなどに生える高さ40~80cmの多年草。 茎は細い。葉は3~5小葉の羽状複葉で、小葉は楕円形、鈍鋸歯があります。葉裏の腺点は少ない。 花は直径約5㎜。果時の萼筒も小さい。 |
ヒメキンミズヒキ(姫金水引) 2005年9月2日 撮影 三国山
ヒメキンミズヒキ(姫金水引)葉 2005年9月2日 撮影 三国山
ヒメキンミズヒキ(姫金水引) 2003年9月14日 撮影 日光植物園