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広告 夏の花・山野草の育て方

フウラン(風蘭)の育て方

フウラン

フウラン(風蘭)は、本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布する多年草で、樹木や岩の上などに張りついて生育している常緑の着生ランです。

写真は野生種ですが、華麗な花が好まれ、江戸時代から愛好される伝統園芸植物のひとつです。伝統的な園芸品種の一群を、富貴蘭(ふうきらん)と呼びます。

ヘゴや流木、コルクなどに着生させればほとんど手入れなしで育てることができて、毎年きれいな花を見ることが出来る嬉しい植物です。

上のフウラン(風蘭)は、自宅で2007年7月26日に撮影した花です。

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フウラン(風蘭)の特徴と育て方

フウラン(風蘭)

フウラン(風蘭) 2004年7月12日 撮影 栽培品

           
和名フウラン(風蘭)
学名Neofinetia falcata
科名・属名ラン科 フウラン属
分布7月
花期本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
特徴

太い根を長く伸ばし樹木や岩の上などに張り付かせて生育する着生種です。

葉は厚くてかたく、長さ5~10cm、幅6~8㎜の広線形で弓状に湾曲します。

葉の基部に関節があり、冬を越した葉は関節から落ちるため、茎は古い葉鞘におおわれています。

花茎は長さ3~10cmになり、白い花を3~5個つける。萼弁と側花弁は長さ約1cmの線状披針形。唇弁は3裂します。

距は細長く、ゆるく湾曲して垂れ下がります。

育て方

鉢づくりはミズゴケで盛り上げて植え、芯に木炭を入れるか、空洞にして通気良くして植え、湿り過ぎないように管理します。

樹木への着生は、ミズゴケなど使わずに直接糸などで固定すると春~夏の頃ならすぐに自力で着生します。

生きている樹木の場合は水分があるので、露があって、日光があまり強くなければ潅水はいりません。

また、木炭、イワヒバの根、へゴ材などに着生させて、中吊にしても良い。その時は毎日水をやります。

夏は直射日光を避け、涼しい半日陰で風通しの良い場所で管理します。

午前中は日を受け、午後は日陰となり、風通しがよく空中湿度の高い所で管理し、冬は凍らない場所に置きます。

わがやは暖房のない部屋で管理しているが、月に2~3回程度の水やりでよく、へゴ材などに着生させているものは週に1回霧吹きで湿らせる程度にします。

ミズゴケ植えにしている場合は上記の植え替え法で毎年植え替えます。ヘゴや流木、コルク板に着生させたものは植え替えが不要です。

肥料はなくても良いようですが、施したい場合は、5月から7月と9月に薄い葉面散布肥料を月に2回ほど施します。

子株が出来たら外して殖やすか、植え替え時に株分けで殖やします。

フウラン(風蘭)まとめ

フウラン(風蘭)

フウラン(風蘭) 2008年7月25日 撮影 栽培品

過湿には弱いので水のやりすぎに注意します。夏の直射日光を避け、風通しの良いところで管理します。

フウラン

フウラン(風蘭) 2020年7月14日 撮影 栽培品 流木につけて栽培

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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