イッスンキンカ(一寸金花)は、屋久島の高所の特産種で、高さ3~7cmにしかならず、光沢のある葉をもち、茎の先端に1~5輪の花を咲かせる多年草です。
日当たりを好み、日陰では栽培できませんが、乾燥に弱いので、鉢の表面が乾いたらたっぷり水をやりますが、水浸しの状態も良くないので、2重鉢にしたり工夫する必要があります。
仲間のミヤマアキノキリンソウ、アオヤギバナ、アキノキリンソウの特徴と写真を下に載せています。
上のイッスンキンカ(一寸金花)は、自宅で2012年7月5日に撮影した花です。
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イッスンキンカ(一寸金花)の特徴と育て方
イッスンキンカ(一寸金花) 2005年7月30日 撮影 栽培品
和名 | イッスンキンカ(一寸金花) |
学名 | Solidago minutissima |
科名・属名 | キク科 アキノキリンソウ属 |
分布 | 九州(屋久島) |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 屋久島の高所の特産種で、高さ3~7cmにしかならず、光沢のある葉をもち、茎の先端に1~5輪の花を咲かせる多年草です。 根性葉は長楕円状披針形~円形で長さ7~20㎜、花時にも残ります。 頭花は直径約9㎜、枝先に密集して咲きます。 |
育て方 | 硬質鹿沼土に桐生砂、軽石砂を混ぜたもに、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を入れて植えます。肥料は控えめの方が良いようです 日当たりのよいところで管理し、鉢植えは、表土が乾いたら十分に水を与えます。水切れには弱いため二重鉢にするなどの工夫が必要です。 わが家は波板の上に人工芝を敷き、湿度を保てるように管理しています。わが家の植木棚はほとんどがそのようになっています。 植え替えは根づまりをおこしやすいの2~3月に毎年株分けを兼ねて行います。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 アブラムシがつきやすいので、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 地植えはロックガーデン植えが適しています。 植え替え時の株分け、実生で殖やします。実生は採り播きします。 |
イッスンキンカ(一寸金花)まとめ
イッスンキンカ(一寸金花) 2019年7月23日 撮影 栽培品
日向で管理し、鉢植えは表面が乾き始めたら、たっぷり水をやり乾かせ過ぎないことが大切です。
それ以外は丈夫な植物ですので可憐な花を長年楽しむことが出来ます。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)の特徴
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) 2006年8月4日 撮影 月山
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) 2005年8月4日 撮影 八方尾根
和名 | ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) |
別名 | コガネギク |
学名 | Solidago virgaurea var. leiocarpa |
科名・属名 | キク科 アキノキリンソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。東アジア |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 高山帯の草地に生える多年草。 高さ20~50cm。 総苞は直径8~10㎜。総苞片は3列、普通先が尖ります。 |
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) 2003年8月2日 撮影 月山
アオヤギバナ(青柳花)の特徴
アオヤギバナ(青柳花) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
和名 | アオヤギバナ(青柳花) |
学名 | Solidago yokusaiana |
科名・属名 | キク科 アキノキリンソウ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 川岸の岩上などに生える多年草。 茎は叢生し、高さ15~60cmになります。 葉は長さ4~7cmの線状披針形。頭花は直径1.5㎝ほどで枝先に密集してつきます。 総苞は筒鐘形で長さ5~6㎜。 |
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)の特徴
アキノキリンソウ(秋の麒麟草) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原
アキノキリンソウ(秋の麒麟草) 2004年11月11日 撮影 根本山
和名 | アキノキリンソウ(秋の麒麟草) |
別名 | アワダチソウ |
学名 | Solidago virgaurea subsp. asiatica var. asiatica |
科名・属名 | キク科 アキノキリンソウ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 日当たりの良い山野に生える多年草。高さ30~80cm。 根茎葉は普通花時には枯れてなくなり、茎葉は長さ7~9cmの卵状楕円形で、基部は細くなって葉柄の翼につながります。 頭花は直径1.3cmほどで、枝先に散房状または総状につきます。 |
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の特徴
セイタカアワダチソウ(背高泡立草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
和名 | セイタカアワダチソウ(背高泡立草) |
別名 | セイタカアキノキリンソウ |
学名 | Solidago altissima |
科名・属名 | キク科 アキノキリンソウ属 |
分布 | 北アメリカ原産 |
花期 | 10~11月 |
特徴 | 川の土手や荒地に大群生し、高さ2.5mにもなります。 地下茎をのばして殖えます。 茎や葉には短毛があってざらざらします。 葉は長さ6~13cmの披針形で、先は尖ります。 茎の先に長さ10~50㎝の大型の円錐花序を出し、直径6㎜の黄色の頭花を多数つけます。 観賞用に栽培されていたものが野生化し、戦後急速に全国に広がりました。 |