カワラナデシコ(河原撫子)は、本州、四国、九州の日当たりの良い草原、河原などに生える多年草です。
カワラナデシコの基本種はエゾカワラナデシコであり、エゾカワラナデシコは山地の日当たりの良いところに生えることから、たくさんの山野草が咲きほこるような高原では多く目にすることが出来ます。
カワラナデシコとエゾカワラナデシコの違いは苞の違いで区別できます。カワラナデシコの苞がが3~4対なのに対して、エゾカワラナデシコは2対で十字に対生します。
上のカワラナデシコ(河原撫子)は、自宅で2004年7月1日に撮影した花です。
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カワラナデシコ(河原撫子)の特徴と育て方
カワラナデシコ(河原撫子) 2004年7月1日 撮影 栽培品
和名 | カワラナデシコ(河原撫子) |
学名 | Dianthus superbus var. longicalycinus |
科名・属名 | ナデシコ科 ナデシコ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 6~9月 |
特徴 | 日当たりの良い草原、河原などに生える多年草で、秋の七草のひとつになっていて、古くからなじみのある花です。 高さ30~100cm、茎は上部で分枝します。 葉は対生し線形で長さ3~8cm、基部は茎を抱きます。 花は淡紅紫色で直径約4cm。花弁の先は深く細裂します。苞は~4対。 |
育て方 | 丈夫な草で、作りやすく、どんな土でも良いが、保水力のある土がよい。水はけの悪い土では白絹病が出やすいので、水はけには注意し、1年を通じて日当たりのよい所に植えます。 鉢栽培では、赤玉土に2~3割の腐葉土を混ぜた用土に植え、油粕の固形か、粉末を少量ずつ施すか、液肥を薄くしてたびたび施します。 日当たりをよくし、少し乾きぎみに育てます。 また、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 花芽ができ始めたら摘心をすることで、脇芽を殖やし、丈を低く、沢山の花を咲かせることが出来ます。 植え変えは、用土を全部新しくし、花後に古根を短く切って、さし芽に近い状態にして植え替えます。 殖やすのは株分け、挿し芽、種まきなどによります。ナデシコの仲間は株の寿命が短いので挿し芽などで予備の苗の確保が大切です。 |
カワラナデシコ(河原撫子)まとめ
日当たりを良くし、水はけのよい用土に植えることが大切です。
株の寿命が短いので、挿し芽、挿し芽に近い植え替えや種を播いて殖やしておくことが大切です。