コガネバナ(黄金花)は、中国北部原産のシソ科 タツナミソウ属の多年草で、名前は根が黄金色であることによるもので、この根の部分を生薬名「黄ゴン」として漢方処方に用いるようです。
種から育てましたが、タツナミソウの仲間で日当たりを好むということから、庭植でも栽培しましたが、植え替えをしないで他の植物の陰になったことから弱ってきました。
コバノタツナミのように種を飛ばして殖える植物ではなく、株分け、挿し芽、種まきなどをして更新することは必要です。
上のコガネバナ(黄金花)は、自宅で2014年8月2日に撮影した2004年10月に播種した苗からの花です。
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コガネバナ(黄金花)の特徴と育て方
コガネバナ(黄金花) 2007年7月18日 撮影 栽培品(種からの初花 2004年10月播種)
和名 | コガネバナ(黄金花) |
別名 | コガネヤナギ |
学名 | Scutellaria baicalensis |
科名・属名 | シソ科 タツナミソウ属 |
分布 | 中国北部 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 中国北部原産の多年草。 茎の下部が横に這って、上部は直立して30~50cmくらいになります。 葉は、対生し柄がなく、長さ3~5cm、幅0.5~1cmの披針形で先が尖って全縁。 枝の先に一方を向いてほぼ2列に並んで2.5cmほどの穂状の花がつきます。 コガネバナの名は根が黄金色であることによるもので、この根の部分を生薬名「黄ゴン」として漢方処方に用います。 |
育て方 | 普通の草花用培養土に、赤玉土小粒混ぜたものか、赤玉土に軽石、桐生砂に腐葉土を入れた用土など手持ちの用土に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないようにして植えこみます。鉢底には軽石などのゴロ石を入れます。 鉢植えは毎年2~3月か、秋に毎年株分けを兼ねて新しい用土で植え替えます。 肥料は薄い液肥をたびたび施し、開花期近くには施肥を止め、また花後に施肥し、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 植え替えは毎年、2月下旬~3月に株分けを兼ねて新しい用土で植え替えてます。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。 わが家は半日以上日の当たる庭に、軽石と腐葉土を混ぜ込んで植えていましたが、庭植は他の植物で日当たりが悪くなって、元気がなくなりました。 コバノタツナミのように種を飛ばして殖えるほどは丈夫ではないので、殖やすのは株分け、挿し芽、種まきなどをします。 わが家は種を播いた苗からの栽培ですが、庭植でも数年に1度は植え替えた方が良いようです。 |
コガネバナ(黄金花)まとめ
コガネバナ(黄金花) 2005年7月7日 撮影 栽培品(種からの初花 2004年10月播種)
10年数年前に種から育てたもので、育ってから庭植えにして、そのまま育てていますので植え替えをするか、種を播いて殖やした方が良いのではと思っています。
漢方薬に使うために栽培することが多いため、種から育てることが多いようですが、乾燥した山の斜面や山腹の草地に生育しているようなので、過湿には気を付けた方が良いようです。
タツナミソウ属なので、種からは容易に育ちますが、タツナミソウのように殖ええすぎることもなく、草丈が30~50㎝くらいなので切り花にもなりそうでとっても素敵な花です。
我が家は華やかな花はあまりありませんが、気をつけないといつの間にか咲いて終わったしまうような花が四季を通して咲いてくれるようになっているのを感じながら、庭の花を写すのが多くなっています。
コガネバナ(黄金花) 2009年8月8日 撮影 栽培品(種からの初花 2004年10月播種)