センジュガンピ(千手岩菲)は、本州(中部地方以北)の深山から亜高山帯の林のふちに生える、ナデシコ科 センノウ属の多年草です。
センジュガンピ(千手岩菲)は、花が中国産のガンピに似ていて、ニッコウの千手ガ浜で発見されたことによりつけられたといいます。
種から育てましたが、1月に播いて夏には花が咲き、とても清楚な花が咲き感動しました。
センジュガンピと同じ仲間で日本に産するフシグロセンノウ、マツモトセンノウ、エンビセンノウ、オグラセンノウを載せています。
上のセンジュガンピ(千手岩菲)は、自宅で2008年7月1日に撮影した2008年1月播種の苗からの花です。
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センジュガンピ(千手岩菲)の特徴と育て方
センジュガンピ(千手岩菲) 2009年6月20日 撮影 栽培品(2008年1月播種)
和名 | センジュガンピ(千手岩菲) |
別名 | シラネガンピ |
学名 | Lychnis gracillima |
科名・属名 | ナデシコ科 センノウ属 |
分布 | 7~8月 |
花期 | 本州(中部地方以北) |
特徴 | 深山から亜高山帯の林のふちに生える多年草。高さ0.3~1m。 葉は対生、披針形で長さ4~12㎝、咲きが尖ります。 茎頂に直径約2㎝の白い花を開く。花弁は5個。先は浅く切れ込みます。 花名は花が中国産のガンピに似ていて、ニッコウの千手ガ浜で発見されたことによりつけられたといいます。 |
育て方 | やや大きめの深鉢に赤玉土に硬質鹿沼土の混合用土に桐生砂か軽石砂を混ぜて排水よく植え込み、肥料は草木灰などを与えてアルカリ性を保ちます。 植え付け時に、マグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 5月中旬から6月頃摘心すると、わき芽が増えて花数が殖えます。摘心したものを挿すとその年に花を見ることが出来るかもしれません。 春は日に当て、6月ころから半日陰で風通しの良い所に置き、水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。その時、花に水がかかると傷むので注意します。 センジュガンピは、深山から亜高山帯の林のふちに生える、人工芝の上において打ち水をして温度を下げるように工夫します。 株分けをかねて、春の芽だし前後に毎年植え替えます。このとき土は落として全部新しくします。 さし芽は6月に先端5cmくらいを砂にさし、実生は1月~3月に播きます。ナデシコ科の植物は株の寿命が短いので、挿し芽、種まきなどで株を更新したほうが良いようです。 |
センジュガンピ(千手岩菲)まとめ
ナデシコ科の植物は株の寿命が短いので種を播いた年に花が咲くセンジュガンピのような植物は、種を採取するか、挿し木をしておけば、栽培を続けることが可能だと思います。
3年以上花が咲いたということは、関東地方の猛暑でも育てることが出来たということで、挿し木、種まきなどで株の更新をしておくことが大切だということになります。