シマホタルブクロ(島蛍袋)は、ホタルブクロの変種で、伊豆諸島に多い斑点がほとんどないシロバナの花付の良い品種です。
ホタルブクロのように繁殖力が強くないので、庭植にしても蔓延ることがない純白の清楚な花を咲かせます。
シマホタルブクロの他に、イシダテホタルブクロ、黄花ホタルブクロ、ヤマホタルブクロ、ホタルブクロがあります。
上のシマホタルブクロ(島蛍袋)は、自宅で2003年7月10日に撮影した花です。
スポンサーリンク
シマホタルブクロ(島蛍袋)の特徴と育て方
シマホタルブクロ(島蛍袋) 2003年7月1日 撮影 栽培品
和名 | シマホタルブクロ(島蛍袋) |
学名 | Campanula punctata var. microdonta |
科名・属名 | キキョウ科 ホタルブクロ属 |
分布 | 関東地方の太平洋側 |
花期 | 6~7月 |
特徴 | ホタルブクロの変種で、伊豆諸島に多い。 全体に毛が少なく、花は長さ3cmくらいで他のホタルブクロに比べると小さめだが、花数は多く、花冠は白色で斑点はほとんどありません。 萼片の間の小さな裂片が反り返るホタルブクロ形と、湾入部が膨らむヤマホタルブクロ形があるようです。 シマホタルブクロもホタルブクロの変種で同じような殖え方をしますが、繁殖力は強くありません。 |
育て方 | 赤玉土、桐生砂、富士砂を各等量に混ぜ、排水をよくすると小型に育てられます。 小鉢で小さく作る場合は、油粕の固形か、粉末を春秋に少なめに施し、花をたくさん咲かせるには、若い株を選んで、秋から春の間に植え替え、普通に咲かせるには、年々大きい鉢に植え替えます。 用土は、鉢底にゴロ石を入れてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れえ植えこみます。 鉢植えは毎年2月から3月、または9月に植え替えますが、盆栽づくりの場合は1年おきの植え替えでも良いようです。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 シマホタルブクロは他のホタルブクロに比べると暑さに弱いようですし、地植えにしてもランナーから殖えすぎるということもありません。 咲いた株は枯れるので、根茎から殖えた苗を大切にする必要があります。また挿し芽、種などから更新しておいた方が良いようです。 |
シマホタルブクロ(島蛍袋)まとめ
シマホタルブクロ(島蛍袋) 2004年7月1日 撮影 栽培品
シマホタルブクロもかなり長くそだてていて、地植えにしたことがありますが、ホタルブクロのように繁殖力がなく殖えて困るというよりは新しい苗を大切に育てない消えかねないくらいです。
ホタルブクロもいろいろ育てていますが、繁殖力など様々ですので、その品種にあった育て方をする必要があります。
現在までに地植えにしたのはホタルブクロとシマホタルブクロだけですので他のものは分かりません。