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シラヤマギク(白山菊)の育て方

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊)は、北海道、本州、四国、九州の山地に生える高さ1~1.5mになる大型の多年草です。

シオン属で、シオンのように大きくなるので、植え場所がないと庭植えでも育てるのが難しいようです。

また、ノコンギクよりは涼しい高原のようなところに生えることが多いので、植え場所は選ぶ必要がありそうです。

霧ヶ峰高原、八千穂高原自然園、野草園の写真を下に載せています。

上のシラヤマギク(白山菊)は、自宅で2005年8月10日に撮影した2004年31月播種した苗からの花です。

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シラヤマギク(白山菊)の特徴と育て方

和名シラヤマギク(白山菊)
学名Aster scaber
科名・属名キク科 シオン属
分布北海道、本州、四国、九州
花期8~10月
特徴

山地に生える高さ1~1.5mになる多年草。

葉や茎には短毛があってざらざらします。

下部の葉には狭い翼のある長い柄があり、葉身は長さ9~24cm、幅6~18cmの心形で先は鋭く尖り、ふちには粗い鋸歯があります。上部の葉ほど小さく、柄も短い。

頭花は直径1.8~2.4cmで舌状花は白色で数は少ない。総苞片は3列、長楕円形でふちは乾いた膜質。

そう果はやや丸い倒披針状長楕円形。

育て方

鉢底にゴロ土を入れ、硬質鹿沼土を主に日光砂、軽石などの混合用土に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えこみます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

春と秋はよく日に当て、夏は半日陰で風通しの良い涼しい所で育て、冬は北風に当てないようにします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。

大型になるシオン属の花なので、庭植では腐葉土などを混ぜ込んで、春と秋は日当たり、夏は半日陰になる場所で、涼しく管理します。

乾燥が激しい時以外は水やりはいりませんが、狭い庭での栽培は難しくなります。

霧ヶ峰高原、八千穂高原自然園、花之江の郷のシラヤマギク(白山菊)

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

シラヤマギク

シラヤマギク(白山菊) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

シラヤマギク(白山菊)まとめ

シオン属の植物でかなり大きくなるので、庭植でも適切な植え場所を確保する必要がありそうです。

高原に生えているので、夏は涼しく半日陰くらいになる場所が好ましいようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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