シロバナモウズイカ(白花毛蕊花)は、高さ0.5~1mの路傍や荒地に生える越年草の帰化植物で、北海道の西南部に多く自生しているようです。
ゴマノハグサ科の植物ですが花も径2.5~3㎝と大きくきれいな花が咲く2年草です。
私は偶然種をいただいて播いたために見ることが出来ましたが、関東地方では見たことがなく、花も種から育てたものを始めて見ました。
北海道に多く見られることから、寒さに強く、高温多湿にはあまり強くないのかもしれません。
ゴマノハグサ科・フジウツギ属のブッドレア(Buddleja davidii)は見た目はあまり似てませんが、ゴマノハグサ科なので写真と特徴を載せています。
上のシロバナモウズイカ(白花毛蕊花)は、自宅で2007年7月30日に撮影した2007年1月播種した苗からの花です。
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シロバナモウズイカ(白花毛蕊花)の特徴と育て方
和名 | シロバナモウズイカ(白花毛蕊花) |
別名 | エサシソウ |
学名 | Verbascum blattaria forma albiflora |
科名・属名 | ゴマノハグサ科 モウズイカ属 |
分布 | ヨーロッパ、アジア、北アフリカ原産 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 高さ0.5~1mの路傍や荒地に生える越年草の帰化植物で、北海道、本州に野生化しています。 茎は単一又は僅かに分枝して直立し、ほとんど無毛。 下部の葉は地際にロゼットを作り、葉柄があり、倒披針形。茎上の葉は無柄、長楕円~卵形、長さ3~10㎝。 茎の先に長い総状花序をつくり節ごとに1花をつけます。 花冠は黄色まれに白色、皿型で左右相称に深く5裂し、径2.5~3㎝、雄しべは5本、そのうち2本は長い。葯は紫色花糸には長毛が密に生えます。 花が白又は淡桃色のものをシロバナモウズイカといい、北海道の西南部に多く、エサシソウと呼ばれます。 |
育て方 | 硬質赤玉土に硬質鹿沼土を主体にして、軽石砂を混ぜたもので植えています。 道端や河川敷に生えているということから日光を好む植物のようで、水もちよく、水はけ良く栽培することが大切です。 寒さには強いので庭植も可能で、大きく耕して、腐葉土を混ぜ、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れますが、少なめにした方が株はしっかり育つようです。 高温多湿には弱いので、西日が当たらないような涼しい場所で育てる必要があります。 鉢植えは乾いたらたっぷり水をやりますが、庭植はよほど乾かない限り水やりは必要ありません。 バーバスカムの仲間に二年草もしくは、短命な宿根草が多いようなので、種からの更新をします。 わが家も花の咲いた株は枯れました。 |
シロバナモウズイカ(白花毛蕊花)まとめ
園芸種として導入されて、のちに逸脱して帰化植物となったようですが、北海道などに多いようで、寒さには強く、高温多湿には弱いようです。
日当たりを好みますが暑い地方が西日をよけ、あまり肥料を多くしないで育てます。
ブッドレア(Buddleja davidii)の特徴
ブッドレア(Buddleja davidii) 2002年10月27日 撮影 緑化祭跡地
和名 | ブッドレア(Buddleja davidii) |
学名 | Buddleja davidii |
科名・属名 | ゴマノハグサ科 フジウツギ属 |
分布 | 中国 |
花期 | 7~9月 |
特徴と育て方 | 花径約8㎜、円錐花序10~20cm、高さ3~5mの落葉低木。明治中期に渡来しました。 日当たりの良い水はけの良好な砂質壌土を好むが、乾燥は嫌います。 移植は根が荒いので上の枝を切り詰めて植える。適期は3月ごろだが暖地では10~11月でも良い。 3月または6~7月に強い剪定を行って樹形整えます。 寒肥として油粕、鶏糞、化成肥料を施します。 |