シャジクソウ(車軸草)は、北海道、本州(長野県、群馬県、宮城県)の乾いた山地草原や、海岸岩上に生える高さ15~50cmのマメ科の多年草です。
オヤマノエンドウ属のレブンソウと花が似ていますが、レブンソウよりは育てやすいようです。
池の平湿原ではたくさんのシャジクソウと出会うことが出来ました。
仲間のムラサキツメクサの写真と特徴を下に載せています。
上のシャジクソウ(車軸草)は、自宅で2017年6月28日に撮影した花です。
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シャジクソウ(車軸草)の特徴と育て方
シャジクソウ(車軸草) 2005年7月8日 撮影 栽培品
和名 | シャジクソウ(車軸草) |
別名 | カタワグルマ、アミダガサ |
学名 | Trifolium lupinaster |
科名・属名 | マメ科 シャジクソウ属 |
分布 | 北海道、本州(長野県、群馬県、宮城県) |
花期 | 6~8月 |
特徴 | 高さ15~50cmの乾いた山地草原や、海岸岩上に生える多年草。 葉は互生し、掌状複葉で、小葉は長さ2~5cm、3~6個が放射状につきます。 花は濃紅紫色~白色の蝶形花で、10~20個が扇状の頭状花序につけます。 |
育て方 | 乾いた山地草原や、海岸岩上に生えるということなので、硬質鹿沼土と軽石の混合用土で、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えます。 春と秋は日当たり、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下に置き、真夏は寒冷紗で調節します。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。水のやりすぎには気を付けます。 根がいっぱいになるので早春か秋に株分けをかねて毎年植え替えます。その時古い用土を落とし、根を3分の1くらい切り詰めて、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えます。 |
池の平湿原のシャジクソウ(車軸草)
シャジクソウ(車軸草) 2004年7月18日 撮影 池の平湿原
シャジクソウ(車軸草) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原
シャジクソウ(車軸草)まとめ
春と秋は日当たり、夏は半日陰で管理し、根がはるので毎年植え替えます。
過湿にしないように、涼しく管理します。
ムラサキツメクサ(紫詰草)の特徴
ムラサキツメクサ(紫詰草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
ムラサキツメクサ(紫詰草) 2003年7月18日 撮影 赤城山
和名 | ムラサキツメクサ(紫詰草) |
別名 | アカツメクサ |
学名 | Trifolium pratense |
科名・属名 | マメ科 シャジクソウ属 |
分布 | ヨーロッパ原産 |
花期 | 5月~8月 |
特徴 | 茎は高さ20~60cmで、小葉は普通3個、長さ2~5cmの楕円形。V字形の斑紋があるものが多い。 花は球状に集ってつき、紅紫色で長さ1.3~1.5cm。 牧草として明治初期に渡来し、全国に野生化している多年草。 |