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ツクシカラマツ(筑紫唐松)の育て方

ツクシカラマツ

自生地は不明ですが、ムラサキカラマツとヤクシカカラマツの栽培交雑種というのが有力なようです。

草丈5㎝ととても小さいので、山野草愛好家の間でも人気があり、山野草展などで見ることが多い山野草です。

自生しているものの仲間には、カラマツソウシキンカラマツミヤマカラマツコカラマツ、日本のカラマツソウの基本種である、タリクトルム・アクイレギフォリウムなどがあります。

上のツクシカラマツ(筑紫唐松)は、自宅で2010年6月15日に撮影したものです。

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ツクシカラマツ(筑紫唐松)の特徴と育て方

ツクシカラマツ

ツクシカラマツ(筑紫唐松) 2004年6月2日 撮影 栽培品

   
和名ツクシカラマツ(筑紫唐松)
学名Thalictrum filamentosum var. kiusianum
科名・属名キンポウゲ科 カラマツソウ属
分布自生地不明、ムラサキカラマツとヤクシカカラマツの栽培交雑種と言われています
花期6~7月
特徴

多年草で、糸のような細い匍匐枝の先に子苗ができて殖え、高さ5cmほどで低く地を覆う。

それより少し高く花茎をだし紫色の花をつけます。

花は1cm弱で、花弁はなく、花のように見えるのは、紫色の大きな花糸をもった雄しべで放射状に展開しています。

花は次々と開花して1ヶ月以上も楽しめます。

育て方

赤玉土、桐生砂、富士砂各等量か富士砂に3~4割の桐生砂を混用した用土に、元肥にマグァンプK を入れて植えます。

芽出し後に置き肥を用い、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥をやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

高温多湿は嫌いますが、乾燥しないように注意し、梅雨以降は朝だけ日が当たる涼しい日陰に取り込みます。

鉢植えの場合は、毎年か、2年に1度、新しい用土で早春か秋葉が黄ばむ頃に植え替えます。

草丈は5㎝くらいととても小さいので、鉢植えが向きます。株分け時に余った苗を庭に植えていますが、あまり殖えないものの消えないで、残っているので丈夫な側宇都だと思います。

ツクシカラマツ(筑紫唐松)まとめ

ツクシカラマツ

ツクシカラマツ(筑紫唐松) 2005年6月16日 撮影 栽培品

ツクシカラマツ(筑紫唐松)は草丈5㎝ととっても小さく、沢山の花茎を上げて淡い、ピンク系の紫の花をたくさん咲くので、可憐で魅力的な花です。

栽培交雑種というのが有力なツクシカラマツは、たくさんの方に愛され、栽培されていて、入手も簡単にできるようです。

交雑種でありながら、これほどまでに人気があり、栽培され続けているということはとても素敵なことであるがゆえに、自生の山野草の乱獲を止めて、種から育て続ける努力を惜しまないことが大切だと思ています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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