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プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana)の育て方

プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana)石灰岩の岩壁や丘陵地に自生する、北米系の小型のユキワリコザクラということです。

わが家のユキワリコザクラも、他のコザクラ類が猛暑で枯れてしまった後も残っていましたし、中央アジア、コーカサス地方が自生地の近縁種のプリムラ・ダリアリカ(Primula darialica)も、プリムラ・フロンドーサも残っていますが、プリムラ・ラウレンチアナが枯れてしまったのは育て方、置き場所、用土などがあっていなかったことも考えられます。

上のプリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana)は、自宅で2006年3月27日に撮影したものです。

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プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana)の特徴と育て方

プリムラ・ラウレンチアナ

プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana) 2007年3月28日 撮影 栽培品

 
和名リムラ・ラウレンチアナ
学名Primula laurentiana
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布カナダ中東部
花期
特徴

石灰岩の岩壁や丘陵地に自生する、北米系の小型のユキワリコザクラ。

葉は倒披針形~匙形ロゼット、白粉質。

10~40cmの長い茎の頂上に傘状に花をつけます。

花はライラック~帯桃紫色でオレンジの黄目で10~17花。

育て方

日本のユキワリコザクラに良く似ていて石灰岩の岩壁に自生しているのであまり酸性用度にならないように管理したほうが良いようです。

強健でつくりやすい丈夫な品種だと思われますが、春は日当たりその後は日陰で、夏場はなるべく涼しい環境で管理します。

水分は十分に与えますが、夏はむれやすので夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。

プリムラ類はコナジラミが付きやすいので注意して薬剤散布をします。植え土にオルトラン粒剤をまぜると効果があるようです。

肥料は植え替え時にマグァンプK を根に触れないように入れて、夏を除いて液肥を施します。

比較的丈夫なようなので日本のコザクラ類に準じて育てると良いと思う。

プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana)まとめ

プリムラ・ラウレンチアナ

プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana) 2007年3月17日 撮影 栽培品

プリムラ・ラウレンチアナ

プリムラ・ラウレンチアナ(Primula laurentiana) 2006年7月17日 撮影 栽培品

日本のコザクラ類がよく似ていると同じように海外のコザクラ類も良く似ていて区別がつきにくいのですが、ラベルをつけて長年栽培していると個々の小さな差異から見分けられるようになります。

育てている私は植物学的な差異よりも、直感的な違いを感じながら付き合っていますので、植物学的には深く分かっていません。

地理的に分断されたところに咲く花ですので、どのような経緯でそこに咲くようになったかと考えるとロマンが広がる植物たちです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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